鹿児島市交通局2110形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/07 16:45 UTC 版)
2130形
1992年に 2131, 2132 の2両がJR九州鹿児島車両所で製造された。2120形との差異はない。塗装は2131のみ姉妹都市を記念したもので、岐阜県大垣市で青帯となっていたが、姉妹都市電車の2110形への統合に伴い現在は鹿児島市交通局の標準塗装になっている。2132は登場当初帯塗装であったが、現在は広告塗装になっている。なお2130形は2008年にパンタグラフをシングルアームパンタグラフに交換している。しかし、2012年7月に発生した架線のトラブルの影響で2132号のシングルアームパンタグラフが折れたため、再びZ字形パンタグラフに交換されているが、現在はシングルアームパンタに再々換装されている。
2140形
1993年は水害の被害が大きかったことから製造は行われず、1994年に 2141, 2143 の2両がJR九州鹿児島車両所で製造された。2120形との差異はない。なお、 2142 は忌み番として欠番となっている。なお2007年に2143が、2012年には2141のパンタグラフがシングルアームパンタグラフに変更されている。2008年12月には2110形~2140形同一形状の車体で初めて、緑と黄色を基調とする通称:鹿児島市交通局標準塗装となった。
1995年からは800形の9500形への更新が開始され、2100系列の新造は終了した。その後JR九州は路面電車の製造から撤退したため、以後の鹿児島市交通局の新造車は全てアルナ工機・アルナ車両が担当している。
参考文献
- 水元景文『鹿児島市電が走る街 今昔 花と緑あふれる南国の路面電車定点対比』、JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2007年 ISBN 978-4-533-06776-1
外部リンク
- 2100 Series - 鹿児島市交通局
- 東洋電機製造『東洋電機技報』第141号(2023年)鹿児島市交通局2110 - 40形更新車用電機品 (PDF) (インターネットアーカイブ)
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