鹿児島市交通局100形電車 (2代)とは? わかりやすく解説

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鹿児島市交通局100形電車 (2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/02 06:45 UTC 版)


鹿児島市交通局100形電車
基本情報
製造所 アルナ車両(改造)
主要諸元
編成 1両
軌間 1,435 mm
電気方式 直流600V(架空電車線方式
最高運転速度 40 km/h
車両定員 59人(座席23人)
車両重量 18t
全長 12,860 mm
全幅 2,440 mm
全高 3,750 mm
主電動機 SS50
主電動機出力 37.5Kw
駆動方式 吊り掛け駆動方式
歯車比 4.2
制御装置 直接式直並列加減抵抗制御
制動装置 直通式空気ブレーキ、発電抵抗ブレーキ 保安ブレーキ
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鹿児島市交通局100形電車(かごしましこうつうきょく100がたでんしゃ)は鹿児島市交通局(鹿児島市電)の路面電車車両である。愛称はかごでん

概要

鹿児島市交通局20形電車をモデルとして観光レトロ電車用として登場した車両である[1]

車両概説

600形616号の車体更新扱いである。車体はアルナ車両で完全新造し、台車、主電動機、SIV、空調装置、空気圧縮機などの主要機器を流用している。

車内

ロングシートと1人掛けいす6脚を備えている[1]。木目柄が採用されており、照明にはバックライトが用いられている[1]

運用の変遷

2012年10月24日に交通局へ搬入され、10月29日付で入籍した。11月3日のおはら祭にてお披露目を行い、市電開業100周年当日の12月1日より観光電車「かごでん」として運行を開始した。運行開始当初は土・日・祝日に1日4往復運行していたが、2018年1月19日から毎週金曜日限定(祝日を除く)で定期電車として1系統・2系統各1往復で運転されることとなり、観光電車では入線しない谷山線にも入線するようになった。1両しかないため、2015年の検査時は7000形が、2018年の検査時は1000形が代走している。 2021年12月には、乗客数低迷などを理由として同年末で廃止されることが発表された[2]。その後、同電車は2022年1月4日から通常営業車両として運用されている[3]

脚注

  1. ^ a b c 木目や二段屋根デザイン 大正レトロな観光市電 南日本新聞 2012年3月16日 16面
  2. ^ 定期観光バス及び観光電車の廃止について”. 鹿児島市交通局. 鹿児島市交通局 (2021年12月17日). 2023年8月28日閲覧。
  3. ^ @kago_city_ko2 (2022年1月3日). "公式YouTubeチャンネルからのお知らせ". X(旧Twitter)より2023年8月28日閲覧

参考文献

『鉄道ピクトリアル』2013年10月臨時増刊号・鉄道車両年鑑2013年版 192・193・197頁

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