竹内力
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/03 21:31 UTC 版)
経歴
父は家具職人だった。大分県立佐伯豊南高等学校卒業。高校時代はサッカー部に所属。
高校卒業後、高校の恩師の勧めで銀行員の道へと進むことにし[1]、大阪に出て、三和銀行淡路支店(現・三菱UFJ銀行淡路支店)に勤務する銀行員となった[2][3]。銀行員時代に習得した札勘定の技術が彼の代表作『ミナミの帝王』で大いに役立ったと語っている[1]。髪型は高校時代からリーゼントをしており、銀行員時代もリーゼントだった[1]。にもかかわらず営業成績は店内でトップだったため、「銀行に限った話じゃないが、リーゼントでも結果を出せば文句を言われない」と後年に語っている[4]。
就職から約2年後に銀行を退職し一旦九州に帰り[1]、高校時代の先輩を頼り銀行員時代に貯めた30万円をもってバイクで上京し[1]、ライブハウスでウェイターのアルバイト[1]をしていたとき芸能事務所にスカウトされた[3]。
1986年、大林宣彦監督の青春映画『彼のオートバイ、彼女の島』でデビュー。端正な容貌から、ドラマでは御曹司や二枚目役を演じることも多くなる。しかし自身の性格とは正反対の芝居のため気持ちに無理が生じ、その後は自分の素を活かせるチンピラ役やヤクザ役を自ら希望した[4]。それと共にファッションもヤクザ風となり、一般映画より格下のビデオ映画(オリジナルビデオ)の俳優になった[5]。
1989年のVシネマ第1作『クライムハンタ- 怒りの銃弾』(主演:世良公則)をはじめ、『ミナミの帝王』や『仁義』など多くの出演作で人気を博し、いつしか「Vシネマの帝王」と呼ばれるようになった[1]。2000年代後半からは再び、テレビドラマや一般映画作品にも出演するようになっている。
1997年、映像製作会社「RIKIプロジェクト」を設立[3]。
2000年、16歳年下の飲食店従業員の女性と結婚し子供も生まれた。2006年1月19日に離婚。
2007年、「双子の弟・RIKI[6](本人による演出)」を総合プロデュース。楽曲「魁! ミッドナイト」をリリースする(詳細は後述の#RIKI 名義を参照)。
離婚から4年後の2010年11月に一般女性と再婚した[7]。
- ^ a b c d e f g 週刊大衆2021年12月13日号 「竹内力直撃インタビュー激白120分」. 双葉社. 2021年12月5日閲覧。
- ^ “竹内力は銀行員、YUKIはバスガイド。「前職が意外」な芸能人たち”. 女子SPA! (2020年7月4日). 2020年7月4日閲覧。
- ^ a b c “Vシネの帝王・竹内力が「VTuber」に挑戦 経営者の成功と失敗に学ぶお金の知識 動画サイトで番組”. SankeiBiz (2021年10月30日). 2021年12月5日閲覧。
- ^ a b “竹内力、豪邸売却の真相を明かす 「身体が元気なうちに残りの人生を有意義に楽しく生きたいんだよ」”. NEWSポストセブン (2023年3月17日). 2023年3月18日閲覧。
- ^ この分野でもごく初期には大人しい役を演じている。
- ^ a b RIKIプロフィール[リンク切れ]
- ^ “俳優の竹内力さんが結婚 ミナミの帝王に出演”. 共同通信. (2011年3月8日). オリジナルの2012年12月28日時点におけるアーカイブ。 2011年3月8日閲覧。
- ^ “CHAKA ロケ写真”. 2000年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月24日閲覧。
- ^ “映画「3D彼女」劇中アニメの“魔法少女・えぞみち”の声は神田沙也加”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2018年2月13日) 2018年2月13日閲覧。
- ^ a b J:COM; 株式会社ジュピターテレコム,アスミック・エース株式会社,日活株式会社 (2017年5月18日). “J:COM×映画・チャンネルNECO(日活)×アスミック・エース 共同製作<オリジナル連続ドラマ>竹内力 原案・製作総指揮・主演『闇の法執行人』『大馬鹿代(おおばかよ)』「J:COMプレミアチャンネル」にて独占先行放送決定!”. ニュースリリースJ:COM. 2019年6月2日閲覧。
- ^ “甘美王~麗しのエンジェル・キッス~”. 甘美王~麗しのエンジェル・キッス~. テレビ愛知. 2022年8月18日閲覧。
- ^ “スタッフ&キャスト”. 十兵衛ちゃん2 ~シベリア柳生の逆襲~. KING AMUSEMENT CREATIVE. 2022年9月28日閲覧。
- ^ “AKIRAが竹内力が真壁刀義が!「マッドマックス」最新作“最強”吹き替え声優陣決定”. 映画.com. (2015年4月14日) 2024年2月27日閲覧。
- ^ “竹内力が「猿の惑星/キングダム」で冷酷な独裁者に、「準主役のつもりで演じました」”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年4月19日). 2024年4月19日閲覧。
- ^ “人物”. 龍が如く0 誓いの場所. 2014年9月11日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “出演”. 『龍が如く 維新!極』公式サイト. セガ. 2022年9月14日閲覧。
- ^ 「仁義シリーズ」は2009年に再開、11月に「51章〜血と掟編〜」が、12月に「52章〜反逆編〜」がリリースされた。
- ^ 映画版では八崎義郎役を演じる、Vシネマ版の義郎役は榊原利彦。
- ^ “ライスウイスキー「DRAGON BLUE」新発売 俳優・映画プロデューサー 竹内力×久米仙酒造ラベルデザインから文字まで竹内力自らが描き上げた渾身の逸品がここに”. PR TIMES(久米仙酒造株式会社) (2022年12月9日). 2023年1月23日閲覧。
- ^ “竹内力 父の死を明かし沈痛…演歌歌手デビューが手向け”. スポニチアネックス. (2015年9月14日) 2015年9月14日閲覧。
- ^ “竹内力 ハマの番長登場曲を発売…筒香にもHR量産効果”. デイリースポーツ. (2016年7月19日) 2016年7月19日閲覧。
固有名詞の分類
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