河合凱夫 河合凱夫の概要

河合凱夫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/25 10:20 UTC 版)

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河合 凱夫
ペンネーム 鳴弦楼 錦秋
誕生 河合 由男
1922年3月8日
日本埼玉県北葛飾郡三輪野江村(現吉川市
死没 (1999-07-29) 1999年7月29日(77歳没)
日本千葉県野田市
職業 俳人、野田市立中央小学校校長
言語 日本語
国籍 日本
最終学歴 中央大学陸軍予備士官学校
活動期間 1936年 - 1999年
ジャンル 俳句
文学活動

現代俳句協会監査、千葉県俳句作家協会長、朝日新聞千葉版俳壇選者

「野ぶどう」「軸」主宰、「桜草」「南柯」「花俳句」「東虹」「麦」
親族 秋尾敏(息子)
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来歴

北葛飾郡三輪野江村(現吉川市)生まれ。小学校時代、担任の導きで「桜草」に入会し岡安迷子の指導を受ける。1936年、千葉県立野田農学校(現在の千葉県立清水高等学校)在学中に「南柯」(渡辺志豊主宰)野田支部の句会に参加。1940年、戸張錦秋の名で「南柯」同人となる。のち上京して日本専売公社に勤めながら中央大学夜間学部に通う。1942年専売公社を退職、大学も中退し陸軍予備士官学校に進む。

戦後は「野ぶどう」を主宰、「花俳句」(高梨花人主宰)や「東虹」(大野我羊主宰)を経て1963年に中島斌雄の「麦」入会、1965年同人。1967年、「軸」を創刊、1977年に同主宰となる。千葉県俳句作家協会会長、現代俳句協会監査、朝日新聞千葉版俳壇選者なども務めた。1999年7月29日、腹部大動脈瘤により死去。78歳。

代表句に「炎天行く水に齢を近づけて」など。簡潔剛直な表現と静謐な情感とを特徴とし、生まれ育った吉川市、そして晩年まで暮らした野田市に因む、利根水系の自然や水田を背景に水をテーマにした句を多く作り「水の詩人」と呼ばれた。句集に『藤の実』『飛礫』『草の罠』『河合凱夫全句集』『はればれと』など。息子は同じく俳人の秋尾敏(現「軸」主宰)。野田市に凱夫の別号「鳴弦楼」の名を冠した俳句図書館、「鳴弦文庫」がある。

略歴

河合凱夫・秋尾敏俳句図書館 鳴弦文庫

句集

  • 『飛礫』(1974・長谷川書房)
  • 『草の罠』(1987・崙書房
  • 『河合凱夫全句集』(1994・沖積舎
  • 『はればれと 河合凱夫遺句集』(2000・沖積舎)



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