樟脳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 16:13 UTC 版)
応用品
- 樟脳舟
- 樟脳を小さくカットして船尾に付けた木製もしくはセルロイド製の小船を水面に浮かべると、後方の水面に樟脳の成分が拡がり、表面張力の差によって前方に引っ張られ船が進む。時として予測できない動きもする。1970年代中期ぐらいまでは縁日の露店等でよく売られていたシンプルで安価な玩具であった。
- ストームグラス
- 19世紀のヨーロッパで使われた天気予報の道具。複数の化学薬品をアルコールに溶かしてガラス管に詰めたもので、溶液や沈殿の状態によって近未来の天気が分かる、とされる。
脚注
関連項目
- クスノキ
- 水蒸気蒸留
- 鈴木商店(鈴木財閥) - 台湾における樟脳事業が中心の一つであった。
- 日本精化 - 元々は樟脳の精製業務から出発した会社。鈴木商店の流れを汲む。旧社名の「日本樟脳」にもその名残が見られる。
- 藤沢薬品工業 - かつて存在した日本の製薬会社。1897年(参照)に、前身の藤澤商店から「藤澤樟脳」を発売、同社の看板商品となる。同社の一般用医薬品事業を承継した第一三共ヘルスケアが2019年まで約120年にわたり販売していた。(製造は上掲の日本精化)。
- グスタフ・コムッパ
外部リンク
注釈
- ^ 樹木由来ではあるが樟脳でない物質が、ときとして誤って樟脳として販売されていることがある。
出典
- ^ The Merck Index, 7th edition, Merk & Co, Rahway, New Jersey, USA, 1960
- ^ Handbook of Chemistry and Physics, CRC Press, Ann Arbor, Michigan
- ^ 天然樟脳についてえこのは
- ^ 内野樟脳ちくご観光案内所
- ^ 天然樟脳無印良品くらしの良品研究所、2014年05月07日
- ^ a b c d 樟脳にちなむ地名青屋昌興『南九州の地名』、図書出版 南方新社, 2008
- ^ 「新外国人選手は低迷する球団のカンフル剤となるか?」等。
- ^ 『岩崎弥太郎不屈の生き方』武田鏡村、PHP研究所, Nov 16, 2012
[前の解説]
樟脳と同じ種類の言葉
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