有斐閣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 04:42 UTC 版)
取扱書籍
法令集
1901年に『帝國六法全書』を刊行。昭和になってから刊行を中断したが、1948年に、創業70周年事業として『六法全書』の刊行を再開した。以後用途に応じ、『小六法』(1949年、2007年版を最後に休刊)、『ポケット六法』(1978年)、『判例六法』(1989年)、『判例六法Professional』(2008年)を刊行し、現在でも代表的な本となっている。
『法律学全集』
『法律学全集』は、1957年に創業80周年記念出版として刊行が始まった全60巻[注釈 1]からなる全集。一部は現在でも改訂されており、当初の執筆者が故人になった場合などは、その弟子に当たる学者が改訂に当たっている。
『注釈民法』
『注釈民法』は、1964年に刊行が始まった民法の逐条解説書(コンメンタール)。全26巻。現在は、全面改訂された『新版注釈民法』が出版中。同様の企画としては、『注釈会社法』、『注釈刑法』などがあり、このうち『注釈刑法』については2010年12月より新版(全3巻予定)が刊行されている。
雑誌
その他の人文系書籍
法律学以外にも、経済学、社会学、社会福祉、心理学など、人文系全般の学術書や大学テキストも刊行している。大学生向けには「New Liberal Arts Selection」、「有斐閣アルマ」や「有斐閣大学双書」など、教養科目と専攻科目、入門書と専門書など、レベル別に複数のシリーズが存在する。
また近年では、一般市民向けや生涯学習用を謳った「有斐閣Insight」や「有斐閣選書」など、一般教養書のシリーズも立ち上げている。
注釈
出典
- ^ a b c d e f “会社案内”. 株式会社有斐閣. 2016年2月19日閲覧。
- ^ a b c 株式会社有斐閣 第70期決算公告
- ^ 「ろけっとぽっぽー」が,有斐閣の公式キャラクターになりました!
- ^ どうした有斐閣? 由緒ある社章がゆるキャラ化 部長に理由を聞いた - withnews・2018年2月8日
- ^ “著作権判例百選:有斐閣に改訂版の出版差し止め命じる”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2015年10月28日). オリジナルの2015年10月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ 差し止め 判例集が著作権侵害 | 2015/10/28(水) 21:15 - Yahoo!ニュース
- ^ 「著作権百選」出版認める 教授は著作者でない 知財高裁判断
- ^ 著作権判例百選第5版 | 有斐閣
- ^ “著作権判例集の著作権侵害認めず=教授が出版差し止め請求-最高裁”. 時事ドットコムニュース (時事通信社). (2017年3月22日) 2017年7月30日閲覧。
- ^ 金子敏哉「編集著作物と著作者(著作権判例百選事件:抗告審)」『著作権判例百選[第6版]』、有斐閣、2019年3月、38-39頁。
固有名詞の分類
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