月部
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 23:33 UTC 版)
概要
「月」の字は月の形に象る。偏旁の意符としては月や時間に関することを示す。
また月部は以上の偏旁を構成要素とする漢字だけでなく、「舟」の変形である「月」、いわゆる「ふなづき」を構成要素とする漢字も収めている。
なお「肉」に由来する「月」(にくづき)は肉部に収録されているが、「有」の「月」は「肉」に由来するが肉部ではなく月部に収録されている。
康熙字典体では「つき」の内部の2つの横棒は右の縦棒に付かず少し離れた字形であり、「ふなづき」は「舟」同様、内部の2つの筆画を横ではなく点で表している。
日本の新字体、中国の新字形、台湾の国字標準字体ではこれらを右の縦棒と付いた「月」の形に統一している。
部首の通称
- 日本:つき・つきへん
- 中国:月字旁・月字底
- 韓国:달월부(dal wol bu、つきの月部)
- 英米:Radical moon
部首字
月
- 広韻 - 魚厥切、月韻
- 詩韻 - 月韻、入声
- 三十六字母 - 疑母
- 日本語 - 音:ゲツ(グヱツ)(漢音)・ガツ(グヮツ)(呉音) 訓:つき
- 中国語 - ピンイン:yuè 注音:ㄩㄝˋ ウェード式:yüeh 4
- 朝鮮語 - 訓音:달(dal、つき) 월(wol)
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甲骨文
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金文
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大篆
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小篆
例字
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