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新古典主義

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/30 14:12 UTC 版)

新古典主義(しんこてんしゅぎ、英語:neoclassicism)は、18世紀中頃から19世紀初頭にかけて、西欧建築絵画彫刻など美術分野で支配的となった芸術思潮を指す。それまでの装飾的・官能的なバロックロココの流行に対する反発を背景に、より確固とした荘重な様式を求めて古典古代、とりわけギリシアの芸術が模範とされた[1]。18世紀後期にはこの様式を記述する為に用いられたのは「真の様式」であり、如何なる意味でも、偶有的であるとは看做されていなかったが[2]、その一方で、流入する文化に対する反応や異国情緒の現れのような偏執は、「ロココのあの数々の局面の一つ」[2]であったと評される。


注釈

  1. ^ ダヴィッドによるナポレオンの戴冠式を描いた作品は「新古典主義の代表的なもの」とされる[要出典]
  2. ^ アペレスは線の表現に秀でており、ゼウクシスは色彩の扱いに優れていたと言われる。
  3. ^ ここでいう「相違」は「互いに一致しないこと」を指す。

出典

  1. ^ デーヴィッド・アーウィン(鈴木杜幾子訳)『新古典主義(岩波 世界の美術)』(岩波書店、2001)
  2. ^ a b ヒュー・オナー『新古典主義』
  3. ^ Arnold Whittall, "Neo-classicism" (The New Grove Dictionary of Music and Musicians, 2nd ed., ed. by Stanley Sadie and John Tyrrell, Macmillan Publishers, 2001).
  4. ^ Delaborde, Ingres, sa vie et ses travaux, 1870.
  5. ^ アングル (ヴィヴァン 25人の画家)


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