愛山渓温泉 泉質

愛山渓温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 15:23 UTC 版)

泉質

温泉街

一軒宿の「愛山渓倶楽部」が存在する。日帰り入浴可能で男女別の内風呂のみある。

隣接して無料の足湯施設(2020年7月現在使用休止中)、および登山客用の山小屋施設(愛山渓ヒュッテ)がある。山小屋には共同浴場はなく、愛山渓倶楽部の日帰り入浴を利用することになる。アクセス道路が閉鎖される冬期(10月下旬 - 4月下旬)は愛山渓倶楽部は営業休止するが、山小屋は利用可能。

登山

大雪山の登山口の1つ。旭岳温泉や層雲峡温泉と異なり登山口から徒歩を強いられるため、他のルートよりも登山者は少なく静かな登山を好む山岳愛好者の人気が高い。永山岳、愛別岳、比布岳、当麻岳へはこの登山口がもっとも頂上に近い。ハイキングコースとしては、沼の平湿原と雲井が原湿原の2つがあり、技術や装備がなくても手軽に大雪山の自然を満喫できる。

歴史

  • 1909年明治42年)直井藤次郎ほか2名が、熊漁の途中に温泉発見、1926年大正15年)5月鉱泉及び浴場施設が認可され「直井温泉」として開湯する。同じ頃、愛山渓の温泉経営に意欲を示していた当時道議会議長(後に、衆議院議員)の村上元吉が1933年昭和8年)に直井温泉を譲受。
  • 1950年(昭和25年)水銀鉱山(野村鉱業株式会社イトムカ鉱業所により運営された「愛山渓鉱山」を指す。昭和30年採掘開始し昭和37年休山)合宿所を買取り、村上経営時代の布コンクリ基礎上に移築し、村営宿泊所として(旧)「愛山渓クラブ」を発足。
  • 1980年(昭和55年)(旧)愛山渓クラブ前に鉄筋コンクリート2階建て山荘風の上川町営愛山渓青少年の家を建設、翌1981年(昭和56年)8月オープン。この間に高松宮、三笠宮寛仁が宿泊している。なお、この上川町営愛山渓青少年の家は、現在の「愛山渓倶楽部」である。2000年平成12年)上川町から、愛山渓ドライブインに運営委託され、翌年「青少年の家」は「愛山渓倶楽部」に名称変更。2017年(平成29年)上川町から、株式会社りんゆう観光に運営委託される。

アクセス


  1. ^ 泉質は館内掲示の温泉分析書(平成20年付)による


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