史学雑誌 史学雑誌の概要

史学雑誌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 05:44 UTC 版)

史学雑誌 
過去名 史学会雑誌(1889年 - 1892年
学術分野 歴史学
査読
言語 日本語
編集者 史学会
詳細
出版社 山川出版社
出版国 日本
出版歴 1889年 -
出版間隔 月刊
外部リンク
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創刊までの経緯

1889年(明治22年)12月15日に、史学会により第1号発刊[1]。史学会は、『史学会雑誌』発刊直前の1889年11月、帝国大学国史科開設にともない創設されていた。史学会創設にあたっては、文科大学の招聘により来日した、レオポルト・フォン・ランケの弟子であるルートヴィヒ・リースの指導があった。1892年(明治25年)、『史学会雑誌』は『史学雑誌』に改名された。

年表

  • 1886年
  • 1887年
    • 2月 - ルートヴィヒ・リースが文科大学の招聘により来日
    • 9月 - 文科大学に史学科が創設される。いわゆる西洋史が主内容
  • 1888年
  • 1889年
    • 6月 - 文科大学に国史科が創設される。自国の歴史研究体制がアカデミズムのなかにはじめて明確な位置を得る
    • 11月 - リースの指導で史学会が創設される。初代会長は重野安繹
    • 12月15日 - 『史学会雑誌』第1号発刊
  • 1892年
    • 12月 - 『史学会雑誌』を『史学雑誌』に改名

特徴

この雑誌において特筆すべきは、毎年の第5号に掲載される「回顧と展望」である。そこでは前年に発表された研究の中から、各時代・地域・国ごとに特筆に値するものを執筆者が選び批評を行っており、国内のみならず、海外での研究も含めた動向を知る事ができる。「回顧と展望」を調べることによって、現在までの大まかな研究の流れを把握することができるため、史学史においても価値があるといえよう。

参考文献


  1. ^ 永原(2003, pp.33-34)。以下、「創刊までの経緯」の記述全体も同様


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