ランドバンキング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/25 08:05 UTC 版)
特徴(リスクとメリット)
個別不動産プロジェクトへの投資形態をとるので、株価や為替などの金融市場の動きに左右されることが無いことが一番の特徴と言える。しかしながら、不動産開発への投資なので、ここ数年のアメリカ不動産バブル崩壊に伴うサブプライムショックの影響はさまざまな面で出てくると思われる。
日本の不動産開発と異なり、未開発地(農地や放牧地)を開発可能な土地に変えていく部分(地目変更)に大きなリターンを生む理由がある。
有価証券(株式や債券)への投資ではないオルタナティブ投資の一つと考えられており、不動産への投資ではあるがREIT(不動産投資信託)とは異なる特徴を持っている。
リスク
- 実際に不動産開発などほとんどしていない詐欺の可能性。
- 事業主体(ランドバンキング会社)のプランニング力によってリターンが異なる。
- 満期までの期間が定められていないことが多いので、想定期間より長引くことが考えられる。
- 中途解約出来ないことが多い。
- 個別の不動産プロジェクトへの投資形態をとるので、プロジェクトによって利益幅が異なる。
メリット
- 未開発不動産への投資ではあるが更地をプランニングしていく投資方法なので元本割れのリスクは少ない。[要出典]
- 短期的な株価や経済指標にはほとんど影響されない。
- 満期が定められていないので、ランドバンキング会社はマーケット環境を見て開発会社(デベロッパー)に売却することが出来る。そのため投資家に不利となる環境下で満期を迎えることはないと言われている。[要出典]
関連項目
- ^ 空き家・空き地丸ごと再生 山形・鶴岡で「ランドバンク」利害調整に専門家NPO『日本経済新聞』朝刊2017年12月18日(地域総合面)
- ^ 【負動産時代】困った土地減らすには/国・自治体など模索 海外の事例/米の公的機関ランドバンク・払い下げ 街づくりに寄与『朝日新聞』朝刊2018年5月27日(経済・総合面)。
- ^ “つるおかランド・バンク”. 2018年2月17日閲覧。
- ^ “かけがわランド・バンクと空き家対策の協定を結びました”. 掛川市役所 (2018年2月23日). 2018年5月22日閲覧。
- 1 ランドバンキングとは
- 2 ランドバンキングの概要
- 3 特徴(リスクとメリット)
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