メピバカイン メピバカインの概要

メピバカイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/20 09:30 UTC 版)

メピバカイン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
  • C, use w/ caution, may cause fetal bradycardia
識別
CAS番号
96-88-8
ATCコード N01BB03 (WHO)
PubChem CID: 4062
DrugBank APRD01094
KEGG D08181
化学的データ
化学式C15H22N2O
分子量246.348 g/mol
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メピバカインの酸解離定数pKaは7.6、局所麻酔薬としての力価はリドカインと同等、ブピバカインの1/4である[2]

メピバカインは1960年代からアメリカ合衆国で使用され始め、浸潤麻酔区域麻酔のために使用される。日本でも 硬膜外麻酔伝達麻酔浸潤麻酔を適応として1959年から販売開始され[3]、現在(2022年)まで使用され続けている。

メピバカインには光学異性体が存在するが、ラセミ化合物として臨床使用されている[4]

産科領域で用いることは禁忌ではないが、胎盤移行性が他の局所麻酔薬より比較的高いため、日本麻酔科学会による「麻酔薬および麻酔関連薬使用ガイドライン第3版」では、推奨されてはいない[2]無痛分娩で使用されることもあった[5]が、2012年の時点では使用は一般的では無い[6]

参考文献




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