メタファー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/07 16:49 UTC 版)
関連する概念
物語全体で他の何かを暗示するように構成されたものは寓喩と呼ばれる。
概念の近接性に基づいて意味を拡張した表現はメトニミーまたは換喩という。「漱石を読んだ」、「風呂が沸いた」のような表現がこれにあたる。また概念の上下関係に基づいて意味を拡張した表現はシネクドキまたは提喩という。例えば「花見」という語における「花」は普通、桜の花を指している。
「…のようだ」「…みたいだ」のように、わざわざ比喩であることを明示する語や形式を用いている比喩は直喩と呼ばれる。
脚注
参考文献
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- George Lakoff and Mark Johnson. Metaphors We Live By. University of Chicago Press, 1980. ISBN 9780226468006.
- George Lakoff & Mark Johnson著・渡部昇一,楠瀬淳三,下谷和幸(訳)(1986)『レトリックと人生』大修館書店.
- 山梨正明 (1988)『比喩と理解』(認知科学選書)東京大学出版会.
- Janet Martin Soskice著・小松加代子(訳)(1992)『メタファーと宗教言語』玉川大学出版部.
- Wolfgang Harnisch著・広石望(訳)(1993)『イエスのたとえ物語―隠喩的たとえ解釈の試み』日本基督教団出版局.ISBN 4818401293.
- 小原克博(1994)「神理解への隠喩的アプローチ」、『基督教研究』第56巻第1号[1].
- 中村明(1995)『比喩表現辞典』角川書店.
- 瀬戸賢一(1995)『メタファー思考』講談社現代新書.
- 辻幸夫(2001)『ことばの認知科学事典』大修館書店.
- 石川淑子(2001)『ことばと意味―隠喩・広告を通して』 リーベル出版.
- Northrop Frye著・山形 和美(訳)(2001)『力に満ちた言葉―隠喩としての文学と聖書』叢書・ウニベルシタス、法政大学出版局. ISBN 4588007262.
- 辻幸夫(2002)『認知言語学キーワード事典』研究社.
- 谷口一美(2003)『認知意味論の新展開―メタファーとメトニミー』研究社.
- 瀬戸賢一 (2005)『よくわかる比喩―ことばの根っこをもっと知ろう』研究社.
- 橋本功・八木橋宏勇(2006)「聖書のメタファー分析」『人文科学論集』vol.40.[2].
- 楠見孝(2007)『メタファー研究の最前線』 ひつじ書房.
- 山梨正明(2007)『比喩と理解 (コレクション認知科学)』東京大学出版会.
- 橋本功・八木橋宏勇(2007)「メタファとメトニミの相互作用 : 聖書を読み解く認知メカニズム」『人文科学論集』vol.41. [3].
- Raymond W. Gibbs Jr.著・井上逸兵・辻 幸夫(監修)、小野滋・出原健一・八木健太郎(訳)『比喩と認知: 心とことばの認知科学』研究社. ISBN 4327378135
- 山梨正明(編集) (2008)『概念化と意味の世界 認知意味論のアプローチ 』研究社.
- 橋本功・八木橋宏勇(2011)『聖書と比喩 : メタファで旧約聖書の世界を知る』 慶應義塾大学出版会. ISBN 978-4766417661.
関連項目
- 1 メタファーとは
- 2 メタファーの概要
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- 4 関連する概念
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