パワーレンジャー 映画版
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登場人物
基本的な設定はテレビシリーズの項を参照。
パワーレンジャー
- トーマス"トミー"オリバー/ホワイトレンジャー
- ホワイトタイガーに代わり、鷹の力を得た。最終決戦では列車を救うために遅れて合流を果たす。
- ロッキー・デサントス/レッドレンジャー
- ティラノサウルスに代わり、猿の力を得た。アダムと行動を共にすることが多かった。
- アダム・パーク/ブラックレンジャー
- マンモス[注釈 1]に代わり、カエルの力を得た。最初は自分の新しい力がカエルであることが不満であったが、ドルシアに「カエルはキスで王子様に変わる」とキスされて機嫌を直した。
- ビリー・クランストン/ブルーレンジャー
- トリケラトプスに代わり、オオカミの力を得た。アイバンを倒す秘策を思いつく。
- アイーシャ・キャンベル/イエローレンジャー
- セイバートゥースタイガー[注釈 2]に代わり、熊の力を得た。ビリー同様にアイバンを倒すのに重要な役割を果たす。
- キンバリー・アン・ハート/ピンクレンジャー
- プテロダクティルに代わり、鶴の力を得た。本作品ではテレビシリーズ以上にヒロイン的なポジションにある。
変身後のパワーレンジャーのスーツは鎧のイメージで作られ、筋肉を強調したデザインとなっている[19]。スーツの生地はビニールコーティングされたラテックスであり、これはコスチューム・デザイナーのジョゼフ・ポロがこの映画のために開発した物だという[19]。
協力者
- ゾードン
- 地球の守護者。本作品では復活したアイバンの攻撃により、瀕死の重傷を負う。アイバンが倒された後、既に彼の命は尽きてしまっていたが、ニンジェッティパワーによって蘇った。この作品でエルター星の出身であることが判明した。
- アルファ5
- ゾードンの部下であるロボット。レンジャーたちに新たな力の源となりうるニンジェッティパワーの存在を教えた。
- ドルシア[注釈 3]
- 惑星フェイドスに住むフクロウの化身[10]。ゾードンと面識があり、アイバンのことも知っている。槍を武器とする。惑星に来たレンジャーたちに星から去るように警告するが、アイバンが復活したことを知り、彼を倒すためにレンジャーたちに協力する。
- 演じるガブリエル・フィッツパトリックが体調上の都合で降板したため、配役がマリシュカ・ハージティに変更され、一部の撮影も行われたが、フィッツパトリックの体調が回復後、元の配役に戻されている[28]。
一般人
- フレッド・ケルマン
- トミーたちと知り合いの少年。アイバンに操られ、自殺しようとしていた父親を始めとする大人たちを救うため、子供たちを率いて活躍する。事件後、トミーたちから「君にはレンジャーの素質がある」と評され、シルバーかゴールドになりたいと語った。
- ファーカス"バルク"・バルクマイアー&ユージーン"スカル"・スカロビッチ
- 凸凹コンビ。本作品ではフレッドと共に自殺しようとしていた大人たちを救うために活躍する。その後、人々に自分たちの活躍を誇張して語っていた。
敵
- アイバン・ウーズ
- 6000年前に地球を支配していた伝説の悪の化身。粘液状に変化し、いかなる場所にも忍び込むことができ、自分の一部である粘液から戦闘員を生み出す力や、粘液に触れた人間を操る力を持っている。ゾードンと当時のパワーレンジャーより時空カプセルに封印されたが[9]、6000年の後、工事現場よりカプセルが発見され、ロード・ゼッドにより解放された。そして、ゾードンを襲撃し瀕死の重傷を負わせ、自分を解放したリタとゼッドをカプセルに封印し、ゴルダーとモーダントを配下にした。そして、自分同様に封印された最強の兵器・エクトモーフィコンを復活させ、世界を征服せんとする。エクトモーフィコンを掘り出すため、化学薬品工場で作り出した毒入りウーズを子供たちに玩具だと偽って配り、それに触れた子供たちの親を奴隷として使役した。ユーモラスな言動とコミカルな行動を取るが、奴隷としての価値の消えた親たちに自殺を命じるなど、その本性は残忍かつ冷酷。
- 玩具 - 8インチと5.5インチのアクションフィギュアが発売された[29]。
- アイバン・コロッサス
- スコルピトロンを破壊されたアイバンがホーンニトールと合体した姿。メガゾードを高い戦闘力で追い詰めるが、地球を飛び出して宇宙で戦っている最中にアイーシャの機転による膝蹴りで彗星に激突させられて消滅した。
- ロード・ゼッド
- 本作品の日本語版ではゼッド卿と訳されている。ロード・ゼッドを参照。
- リタ・レパルサ
- リタ・レパルサを参照。
- ゴルダー[注釈 4]
- ゼッドとリタを裏切りアイバンの部下となった。アイバンが倒された後、組織の支配者になろうとするが、ゼッドとリタが解放されたため、その願いは叶わなかった。
- モーダント[注釈 5]
- 本作品のみに登場する豚型モンスター[10]。ゴルダーの母方のはとこであるという設定がある。ゴルダー同様にアイバンに寝返る。
- 玩具 - 5.5インチのアクションフィギュアが発売された[29]。
- ウーズマン
- アイバンの分身[10]。攻撃されると粘液を飛び散らす。序盤でレンジャーたちと戦った。
- テング・ウォーリアーズ
- アイバンが生み出した兵士。飛行能力を持ち、惑星フェイドスでレンジャーたちを襲った。変身できない彼らでは太刀打ちできない強さだったが、ドルシアに撃退される。地球に戻るがアイバンに処刑された。
- 白骨恐竜(はっこつきょうりゅう)
- ニンジェッティ・パワーを得るために森を進んでいたレンジャーたちを襲った骨だけの恐竜。骨だけのため、いかなる攻撃にも痛みを感じず、通用しなかった。トミーによって骨の一部を引き抜かれ、バラバラになって滅んだ。
- ゲートキーパー
- ニンジェッティ・パワーの隠されたモノリスを守っている4体の戦士たち。普段は石像だが、一度侵入者が現れると活動を開始する。強靭な肉体を堅い鎧で守っている。1体目はロッキーとアダムによって酸の川に落とされ、2体目はトミーとキンバリーによって落石の下敷きとなり、3体目はビリーの策略により仲間によって真っ二つにされ、4体目もトミーによって倒された。スーツの造形はスタジオ・カイトが担当[19]。
注釈
出典
- ^ a b c “Fox renamed that toon”. Variety (1998年2月18日). 2022年12月7日閲覧。
- ^ a b c d e 間宮尚彦構成『スーパー戦隊超全集』小学館、2002年、232-233頁。ISBN 978-4091014832。
- ^ “Mighty Morphin' Power Rangers (1995)” (英語). Box Office Mojo. 2010年6月28日閲覧。
- ^ “「パワーレンジャー」新シリーズの製作配給契約をサバン・キャピタル・グループと締結”. 東映プレスリリース (2010年5月19日). 2014年3月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l 大前京太郎(構成・文)、NIRDY(構成・文)、ヤス(構成・文)「ガオレンジャーVSパワーレンジャー」『フィギュア王』No.44、ワールドフォトプレス、2001年、18 - 28頁、ISBN 9784846523183。
- ^ パワーレンジャー - MOVIE WALKER PRESS
- ^ 「新作紹介」『キネマ旬報』五月上旬号、キネマ旬報社、1996年、104頁。
- ^ a b c d e f 坂本浩一「『パワーレンジャーへの挑戦』」『ハリウッドアクション! ジャッキー・チェンへの挑戦』フィルムアート社、1996年、88-89頁。ISBN 978-4492820469。
- ^ a b 『SFヒーローまぼろしの冒険伝説―続編、外伝、スピンオフ徹底研究』ミリオン出版、2001年、24頁。ISBN 978-4813006152。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『スーパー戦隊画報』 第2巻、竹書房、2006年、230-231頁。ISBN 978-4812427583。
- ^ インタビュー・秋田英夫「パワーレンジャー NOW!!」『宇宙船』Vol.122、ホビージャパン、2008年10月、95頁、ISBN 978-4894257726。
- ^ 山崎優(取材・構成)「SPECIAL Interview 坂本浩一 『パワーレンジャー』を語る」『東映ヒーローMAX』Vol.42、辰巳出版、2012年、74頁、ISBN 978-4777810277。
- ^ “Interview with Creature Effects Wizard/Director Steve Wang”. NERDSociety. 2013年7月3日閲覧。
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- ^ 坂本浩一「対談5 監督 横山 誠」『映画監督 坂本浩一 全仕事 ~ウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊を手がける稀代の仕事師~』カンゼン、2018年8月9日、517頁。ISBN 978-4862554772。
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- ^ “The Sky's the Limit at Box Office : Movies: A total of about $154 million in receipts sets a five-day record. 'Apollo 13' is atop the field with $38.5 million.”. ロサンゼルス・タイムズ. 2015年2月15日閲覧。
- ^ a b c d 「映画トピックジャーナル」『キネマ旬報』1995年(平成7年)8月下旬号 185頁、キネマ旬報社。
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- ^ “過去作廉価版DVD発売開始!”. 映画『パワーレンジャー』公式サイト. 2019年7月19日閲覧。
- ^ “Steve Cardenas - Awards”. インターネット・ムービー・データベース. 2013年7月27日閲覧。
- ^ a b 戸澤好彦構成 2002, p. 111, スーパー戦隊放映リスト.
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