ハローフーヅ ハローフーヅの概要

ハローフーヅ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/26 02:31 UTC 版)

有限会社丸正[1][2]

株式会社丸正[1]

ハローフーヅ株式会社[1]
hallo FOODS Co., Ltd.
種類 株式会社[1]
略称 ハローフーヅ
本社所在地 日本
458-0021<
愛知県名古屋市緑区滝ノ水3-301
設立 1957年昭和32年)11月4日[1]
業種 小売業
事業内容 スーパーマーケット
代表者 代表取締役会長 石田茂之
(コノミヤとの合併直前時点)[3]
代表取締役社長 姫野輝之
(コノミヤとの合併直前時点)[3]
資本金 1000万円
(株式会社丸正鳴子店設立時点)[1]

12億77万円
(1997年(平成9年)2月期末時点)[1]

16億8377万円
(2002年(平成14年)2月期末時点)[2]
従業員数 720名
外部リンク ウェブサイト(閉鎖済)
特記事項:2011年(平成23年)8月1日[4]コノミヤに吸収合併されて同社東海事業本部となった[5]
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愛知県名古屋市緑区本社のハローフーヅ株式会社が経営をしていたが、2011年(平成23年)8月1日に[4]大阪地盤のスーパー・コノミヤに吸収合併されて同社東海事業本部となった[5]

歴史・概要

1949年(昭和24年)に鳴海町で乾物店を個人創業したのが始まりである[8][2]

1957年(昭和32年)11月4日に「有限会社丸正」に改組し[1][2]、1965年(昭和40年)9月に資本金1000万円で「株式会社丸正鳴子店」を設立した[8][2]。 同年10月に「合資会社石田」を合併して[1]、同年12月に「株式会社丸正」に商号を変更した[8]

1970年(昭和45年)5月に「株式会社中部スーパーマーケットチェーン」を設立し[9]、1973年(昭和48年)3月に「ハローフーヅ」を商標登録して店名を統一した[9]

なお、法人名としての「ハローフーヅ」は、1977年(昭和52年)8月に生鮮食品の加工・卸を行う関連会社として設立した「(初代)株式会社ハローフーヅ」が当社より先に使用している[9]

1979年(昭和54年)7月に額面変更の目的で「(2代目)株式会社ハローフーヅ」(1948年(昭和23年)9月設立)に合併し、当社が法人名としての「ハローフーヅ」を用いるようになった[8]

1980年(昭和55年)11月に「大蒲店」を改装して「ピックワン北店」として新装開店し、小型ディスカウントストアのチェーン展開を開始した[10]

その後、1985年(昭和60年)12月に「緑開発株式会社」、1990年(平成2年)1月に「東海ピーコック株式会社」を合併している[8][2]

1997年(平成9年)2月期末時点ではスーパーマーケット27店とディスカウントストア11店の合計38店舗を運営していた[1]

その後、2002年(平成14年)2月期末時点で合計33店舗[2]と減少したが、2008年(平成20年)9月時点でスーパーマーケット28店とディスカウントストア8店の合計36店舗となっていた[11]

しかし、業績の悪化に伴ってリサ・パートナーズが設立した投資ファンドから[12]2008年(平成20年)6月に出資を受け[11]、同年にディスカウント店7店を同業のドン・キホーテに売却することを決定すると共に同年10月に4店舗を閉鎖するなど[11]、事業再建を進めることになって店舗網を再編[12]、2011年(平成23年)6月期末時点で食品スーパー25店舗となった[7]

再建策が一段落したことから、2010年(平成22年)11月に金融機関を通して事業統合を打診[4]

2011年(平成23年)4月7日にコノミヤが当社との経営統合で合意したと発表し[6]、同年7月7日にリサ・パートナーズからハローフーヅの全株式を取得して[4]、同年8月1日に[4]コノミヤに吸収合併されて同社東海事業本部となった[5]

この経営統合に伴い元社長で[1]会長を務めていた石田茂之は当社を退任する[3]と共に、CGCグループの東海地区法人「東海シジシー」の会長も2011年(平成23年)5月7日に退任した[13]

また、コノミヤとの合併直前には全店舗の3分の2で24時間営業を行っていたが、効率化の観点から廃止されることになった[3]

年表

  • 1949年昭和24年) - 鳴海町で乾物店を個人創業[8][2]
  • 1957年(昭和32年)11月4日 - 「有限会社丸正」に改組[1][2]
  • 1965年(昭和40年)
    • 9月 - 資本金1000万円で「株式会社丸正鳴子店」を設立[14][8][2]
    • 10月 - 「合資会社石田」を合併[1]
    • 12月15日 - 「株式会社丸正」に商号を変更[15]
  • 1970年(昭和45年)5月 - 「株式会社中部スーパーマーケットチェーン」を設立[9]
  • 1973年(昭和48年)3月 - 「ハローフーヅ」を商標登録し、店名を統一[9]
  • 1977年(昭和52年)8月 - 「(初代)株式会社ハローフーヅ」(生鲜食品の加工・卸)を設立[9]
  • 1979年(昭和54年)7月 - 額面変更の目的で「(2代目)株式会社ハローフーヅ」(1948年(昭和23年)9月設立)に合併[8]
  • 1980年(昭和55年)11月 - 「ピックワン北店」を開店し、小型ディスカウントストアのチェーン展開を開始[10]
  • 1985年(昭和60年)12月 - 「緑開発株式会社」を合併[8][2]
  • 1990年(平成2年)1月 - 「東海ピーコック株式会社」を合併[8][2]
  • 2008年(平成20年)
    • 6月[11] - リサ・パートナーズが設立した投資ファンドから出資を受ける[12]
    • 10月 - ハロードゥインターナショナル名東店とハローフーヅ野並店、コンツネ中村店、ビッグワン平針店を閉鎖[11]
  • 2011年(平成23年)
    • 4月7日 - コノミヤが当社との経営統合で合意したと発表[6]
    • 6月20日 - コノミヤと合併契約を締結[4]
    • 7月7日 - コノミヤが全株式を取得[4]
    • 8月1日[4] - コノミヤに吸収合併されて同社東海事業本部となる[5]。同時に24時間営業を廃止[3]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 『会社総鑑 店頭・未上場会社版 1998年版 下巻』 日本経済新聞社、1998年5月20日。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 『流通会社年鑑 2003年版』 日本経済新聞社、2002年12月20日。
  3. ^ a b c d e “ハローフーヅが8月から24時間営業を全廃へ”. 中部経済新聞(中部経済新聞社). (2011年7月23日)
  4. ^ a b c d e f g h “コノミヤ、ハローフーヅを合併 売上高1000億円へ業容拡大”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2011年6月22日)
  5. ^ a b c d “近畿中四国小売流通特集:近畿地区トップに聞く=コノミヤ・芋縄隆史氏”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2011年9月27日)
  6. ^ a b c “コノミヤ、ハローフーヅと7月めどに経営統合で合意”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2011年4月13日)
  7. ^ a b c “コノミヤ、東海進出 「ハローフーヅ」を傘下に”. 大阪日日新聞(新日本海新聞社). (2011年6月11日)
  8. ^ a b c d e f g h i j k 『日経小売・卸売企業年鑑 2006年版』 日本経済新聞社、2005年12月12日。ISBN 978-4532211158
  9. ^ a b c d e f g h i j k l 『流通会社年鑑 1979年版』 日本経済新聞社、1978年10月20日。
  10. ^ a b c d e “ニュースダイジェスト”. 総合食品 1981年2月号 (総合食品研究所) (1981年2月).pp152
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “スーパーを展開するハローフーヅ 名古屋4店閉鎖”. 中日新聞 (中日新聞社). (2008年9月13日)
  12. ^ a b c “コノミヤがハローフーヅ買収、傘下に”. 中部経済新聞(中部経済新聞社). (2011年4月8日)
  13. ^ “東海シジシー、5月7日付役員人事 新社長に寺田憲一郎氏”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2011年5月16日)
  14. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw 『流通会社年鑑 1979年版』 日本経済新聞社、1978年10月20日。 pp262
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『流通会社年鑑 1979年版』 日本経済新聞社、1978年10月20日。 pp261
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al 『流通会社年鑑 1990年版』 日本経済新聞社、1990年11月24日。
  17. ^ 子会社の異動(株式取得)に関するお知らせ[リンク切れ]
  18. ^ a b 『日本セルフ・サービス年鑑 1970年版』 日本セルフ・サービス協会、1970年。pp261
  19. ^ a b c d e f g 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp371
  20. ^ a b c 『日本スーパーマーケット名鑑 1969年版』 商業界、1969年。pp376
  21. ^ a b c d e f 『流通会社年鑑 1982年版』 日本経済新聞社、1981年9月30日。 pp151
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  27. ^ 『食品流通の現状と50年代への展開 食品流通年報1974年版』 日本食糧新聞社、1974年5月25日。pp280
  28. ^ a b “INFORMATION A・C、S・C運営企業概括”. スクール・サイエンス 1988年8月号 (環境工学社) (1988年8月).pp182
  29. ^ a b c “スポーツクラブ 東京証券ビルにオープン”. 中部財界 1988年3月号 (中部財界社) (1988年3月).pp121
  30. ^ a b c d 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2007年版』 東洋経済新報社、2007年。
  31. ^ 『総合名古屋市年表 昭和編 六』 名古屋市会事務局、1995年3月22日。pp508
  32. ^ 『総合名古屋市年表 昭和編 六』 名古屋市会事務局、1995年3月22日。pp738
  33. ^ a b 『日本スーパーマーケット名鑑 1970年版』 商業界、1970年。pp363
  34. ^ a b c d “3. ローカルSMチェーンは売場にもっと強力な自己主張を!! 「ハローフーズ扶桑店」にみるナショナル・チェーンとは一味違う差別的特徴づくり”. 販売革新 1978年1月号 (アール・アイ・シー) (1978年1月).pp188
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  39. ^ a b c d e f g h i 『ショッピングセンター名鑑 1988年版』 日本ショッピングセンター協会、1988年12月27日。pp985
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  41. ^ a b c d 『全国都市統計総覧』 東洋経済新報社、1982年9月。pp960
  42. ^ a b c d e 神谷昭 “ショッピングプラザ・銀座ラブ(愛知県知立市) 若者の熱気がつくり出した共同店舗がコミュニティマート構想へと発展”. 食品商業 1993年11月号 (商業界) (1993年11月).pp100-104
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  48. ^ a b c d e 『週刊東洋経済 臨時増刊 全国大型小売店総覧 2008年版』 東洋経済新報社、2008年。
  49. ^ a b “ニュースダイジェスト”. 総合食品 1980年5月号 (総合食品研究所) (1980年5月).pp163


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