スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/08 07:15 UTC 版)
評価
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- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・7・6・4の合計23点(満40点)[9]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.2点(満30点)となっている[10]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買い得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.6 | 3.4 | 3.3 | 3.6 | 3.9 | 3.5 | 21.2 |
- ゲーム本『プロレススーパーゲーム列伝』(2001年、ソニー・マガジンズ)では、本作から登場レスラーに所属団体の概念が導入された事を「大きな魅力」であると称賛し、コンピュータの操作による「ファイプロ観戦」が本格化したのは本作からであると指摘した[11]。また、本作の最大の特徴はストーリーモードの導入であるとした上で、須田のプロレスに対する幻想や妄想が結実した内容であると主張した[11]。
- ゲーム情報サイト『4Gamer.net』において編集部のJunpocoは、ストーリーモードの陰鬱とした展開や主人公の死という結末が衝撃的であったと指摘し、主人公の生きざまや実際のプロレス界の出来事をベースとして製作されていた事などを称賛した[2]。また、ストーリー展開にアメリカ合衆国のロックバンドであるニルヴァーナのカート・コバーンの死が影響していると指摘した他、1980年代から1990年代前半までのイギリスやアメリカ合衆国におけるオルタナティヴ・ロック系バンドの歌詞や楽曲の影響が色濃く出ているとも指摘し、後の須田によるゲーム作品の嚆矢となったと総括した[2]。
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- ^ 1994年7月に発売された『ファイプロ女子ALL STAR DREAMSLAM』は「ファイプロ女子」という独立シリーズとなるため。
- ^ a b c d Junpoco (2020年3月21日). “純須杜夫とはなんだったのか――「ファイヤープロレスリング ワールド」の新ストーリー「チャンピオンロード ビヨンド」配信を記念し,ルーツにある1人のレスラーの軌跡を振り返る” (日本語). 4Gamer.net. Aetas. 2020年8月11日閲覧。
- ^ 参考文献 エディットレスラーブック 29頁。
- ^ 週刊ファミ通 2008年7月13日号 197頁、「エアポート51」第23回。
- ^ 『ファイプロワールド』ストーリーDLC発表! 須田剛一氏がファイプロに電撃凱旋し、伝説の“チャンピオンロード”第2章を描く - ファミ通.com(株式会社Gzブレイン)、2019年3月23日配信
- ^ 1995年に設立された大日本プロレスとは無関係。
- ^ a b c d e f g 結城昌弘「『ファイプロ スペシャル』『シルバー事件』を創った男」『CONTINUE』Vol.9、太田出版、2003年4月22日、 125 - 129頁、 ISBN 9784872337556。
- ^ 週刊ファミコン通信 no.309. 株式会社アスキー. (1994年11月11日18日). p. 127
- ^ a b “スーパーファイヤープロレスリングスペシャル まとめ [スーパーファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年8月11日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、 265頁、 ASIN B00J16900U。
- ^ a b c 馬波レイ、大地将「'94年 スーパーファイヤープロレスリングスペシャル」『プロレススーパーゲーム列伝』ソニー・マガジンズ、2001年10月30日、80 - 81頁。ISBN 9784789717601。
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