アナハイム・エレクトロニクス
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傘下企業
- アナハイムグループ
- アナハイム・エレクトロニクス - 部門別に分社化し持ち株会社に
- 家電部門 - パソコン、冷蔵庫、洗濯乾燥機、食器洗い乾燥機
- 通信部門 - 地球圏の8割のシェアを占有する
- 兵器部門
- 地球支社:カリフォルニア支社、サイゴン支社
- 月支社:フォン・ブラウン支社、グラナダ支社、イプシロン支社、アナハイム支社
- 先進開発事業部、第2研究事業部、第3〜13開発局、ジオニック事業部、テクチニウム工場
- コロニー支社:アイランド7支社、スイートウォーター工場、アナハイム中央技研
- ラビアンローズ支社
- AEハービック社
- AEI・ソーラー - 太陽光発電の事業を一手に取り仕切る、グループ最多売上高を誇る巨大会社
- AEI・建材工業 - プレハブからコロニーの隔壁まであらゆる建築を手がけている
- AE・クレディ商事 - 貸付やローンを行っている金融会社
- アナハイム・エンターテインメント
- アナハイム・エレクトロニクス - 部門別に分社化し持ち株会社に
他グループ企業150社以上
企業ロゴ
アルファベットの「A」「E」を斜体で描いたものが用いられる[注 7]。宇宙世紀0090年代後半には、これとは異なる下弦の三日月(弦側が右に来る三日月)の中にAEと描かれたロゴが社章となっている[8]。
地球圏の関連施設
AE社の影響力は、経済・軍事の分野のみならず、いくつかの直轄領(会社統治領)を保有するまでに巨大なものである。直轄都市アナハイムをはじめ月面の各都市には支社が置かれており、フォン・ブラウンやグラナダなど大都市には中枢拠点を構える。これら以外にも月の裏側にはホラズム、イプシロン、テクネチウム、アンマンといった都市部支社、または工場を有している[1]。
社有艦としては宇宙ドッグ艦ラビアンローズ(~宇宙世紀0089)があり[1]、有事において移動可能な整備基地としての役割を果たしている。
また、AE社が管理・運営するコロニーとして「インダストリアル7」を有している。私設コロニーとしてはブッホ社の小型コロニー(島1号型)が知られるが、AE社のコロニーはそれより遥かに巨大な(島3号型)コロニーで、200万人もの人口を有している。コロニー内の施設、企業、商店などは全てアナハイム系企業で占められ、住民のほぼ大半はその関連の従業員である。
小説版『UC』では、さらにインダストリアル7と同規模のスペース・コロニーを複数運営しており、それらも含めて考えれば、さながら「巨大コロニー国家」とも言える規模を誇るとされている。また漫画『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』では、サイド2の社有コロニー「オリンポス」が登場する。
職員
括弧内は在籍が確認できる年。
- 本部
- 主計局
- 次長:フークバルト・サマター(0090年)
- 技術開発部
- ケン(0085年)[要出典]
- M.ナガノ博士(0085 - 0087年)[要出典]
- アレクサンドロ・ピウツスキ博士(0086 - 0087年)[要出典]
- ゲルハルト・グルック博士(0086 - 0087年)[要出典]
- オスカー・ライエル博士(0086 - 0087年)[要出典]
- フジタ博士(0087 - 0088年)[要出典]
- M.コバヤシ博士(0087 - 0088年)[要出典]
- ソフィー・フェレル(0087 - 0088年)
- レシル博士(0087 - 0088年)[要出典]
- 開発部長:ルーカス・マイトナー(0087年)
- ミリィ・チルダー(0088 - 0090年)
- メッチャー・ムチャ(0088年には連邦軍に出向)
- 研究員:メルツ・マーレス(0094 - 0096年)
- 主任研究員:ロメロ・“野生馬(ムスタング)”・マラバル(0111 - 0115年) - MSA-0120およびGキャノンの設計に携わる[30]。
- アイリス・オーランド(0123年)
- 製造部(フォン・ブラウン工場)
- オクトバー・サラン(0093年)
- 装甲材質部門(グラナダ工場)
- 部長:フランチェスカ・メレル(0089年)
- 室長:レイモン・メキネス(0089年)
- コバサン(0089年)
- ヘイミル(0089年)
- アーロン・テルジェフ(0096年)
- フォン・ブラウン支社リバモア工場
- 第13開発局「ネオファリア」
- ネイナ・ラフィット・ファルム(0083 - 0088年)
- ラビアンローズ
- キャルフォルニアベース
- 技術顧問:ジャック・レモンド[31](0087年)
注釈
- ^ OVA『機動戦士ガンダムUC』にて付与された設定。
- ^ サイアムのもつ「ラプラスの箱」が連邦政府を動かし、特許を争うライバル企業を干上がらせた結果とされる[7]。
- ^ デザイン担当のことぶきつかさによれば、『U.C. ENGAGE』は "UC NEXT 0100" の一環であり、オリジナル部分の物語に関しては宇宙世紀の正史扱いとなるとしている[9]。
- ^ OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』において、バーナード・ワイズマンが損傷中のザクII改を修理するため、ジム・コマンドの残骸から部品を回収・流用、ザクII改を完璧に修理していた。ただし、両軍MSの部品がAE社製品であるかは語られていない。
- ^ アーケードゲーム『機動戦士ガンダム UCカードビルダー』の第3弾に登場するVガンダム、Vダッシュガンダム、ガンイージのカードには、「製造 アナハイム・エレクトロニクス社」の記載がある[1]。
- ^ サナリィ職員はその様を「あのハイエナどもが何かごそごそあさっていた」と揶揄した[23]。
- ^ バンダイホビーセンター外観の写真を参照。
- ^ 同書では0099年時も「社長」と表記されている箇所がある[25]。
- ^ 漫画『機動戦士ガンダムF90 ファステストフォーミュラ』より。
出典
- ^ a b c d e f g h i j MSバイブル47号 2020, p. 29-33.
- ^ a b ガンダム辞典v1.5 2009, p. 121.
- ^ “実物大ガンダム、工事代水増し疑い バンダイ元社員逮捕”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2019年1月18日) 2023年2月12日閲覧。
- ^ “実物大ガンダム工事代水増し疑いで逮捕→「アナハイム」がトレンド入り”. BuzzFeedNews (BuzzFeed Japan). (2019年1月18日) 2023年2月12日閲覧。
- ^ “『実物大ガンダム工事費水増し』の報道に漂うリアル感 →「アナハイム汚い」「地球連邦はクソ」と盛り上がるファン”. RocketNews24 (ソシオコーポレーション). (2019年1月18日) 2023年2月12日閲覧。
- ^ MSバイブル3号 2019, p. 30.
- ^ a b c 小説ガンダムUC1 2007, p. 59.
- ^ a b c d DCUC 2014, p. 149.
- ^ ガンダムエース02 2022, p. 527, 「《ことぶきつかさ》の出来るまで」第54回.
- ^ 『機動戦士ガンダム公式設定資料集 アナハイム・ジャーナル U.C.0083-0093』29頁、メラニー・ヒュー・カーバインとカイ・シデンの対話より。
- ^ コミック『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』2巻65ページより。
- ^ MSバイブル20号 2019, p. 33.
- ^ 小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(上)』9ページより。
- ^ 小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(下)』172ページより。
- ^ a b ハサウェイメカ&ワールド 2022, p. 125.
- ^ a b c DC8 F91 1998, p. 77.
- ^ MG F90 2019.
- ^ MSバイブル24号 2019, p. 30-33.
- ^ a b グレートメカニック量産型MS全集 2016, p. 48-49.
- ^ a b 『機動戦士ガンダム大図鑑 2 ザンスカール戦争編 下』34ページ
- ^ 『機動戦士ガンダム大図鑑 2 ザンスカール戦争編 下』34-35ページ
- ^ 『『公式ガンダムサイトGUNDAM.INFO』作品紹介 機動戦士Vガンダム”リガ・ミリティア”より』
- ^ a b クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人(1) 2006, p. 134-136.
- ^ MS開発秘録GP04G 2022.
- ^ a b アナハイムジャーナル 2004, p. 1.
- ^ HGガンダムMk-II 1990, p. 5.
- ^ 宇宙世紀事始め11その2 2015.
- ^ ガンダムエース06 2023, p. 266-267, 「月刊モビルマシーン縮刷版09」.
- ^ 小説ガンダムUC1 2007, p. 164.
- ^ ガンダムエース01 2023, p. 224-225, 「月刊モビルマシーン」縮刷版04.
- ^ 漫画『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』第2巻
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