MIDIインターフェイス
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MSXでMIDIを使用することができるハードウェアも色々と開発された。SFG-01/SFG-05(ヤマハ) MIDI-IN/OUT端子の他、FM音源(音源チップはSFG-01がYM2151、SFG-05はYM2164)、鍵盤端子も搭載。音声出力はステレオ。SFG-01は19,800円、SFG-05は29,800円。SFG-01はMSX用FDDの仕様決定前に発売され、ワークエリアがMSX用FDDとバッティングしていた。それを変更してデータ保存先にフロッピーディスクを指定できるようにした物がSFG-05である。「サイドスロット」と呼ばれたヤマハ製MSX独自スロットに接続する。一部の日本ビクター製マシンでも動作保証はないが同様に使用できた。ヤマハ以外のMSXでも使用できるようアダプターUCN-01が7,800円で発売された。 SMD-01(ヤマハ) 上記、SFG-01と同時期に「MIDI Unit」の名称で12.800円で発売されていた。SFGシリーズとの違いはFM音源が搭載されていないこと。SFGシリーズと同じくサイドスロットに接続する。 MIDIサウルス(ビッツー) 専用ソフト同梱で発売されたMIDIインターフェイス。専用ソフトはSCREEN6を使用してVRAM使用量を削減し、その分をトラックバッファに当てていた。ゲームソフトでも、同社のファミクルパロディックシリーズが対応していた。演奏自体はカートリッジ内部に制御用としてZ80 CPU互換チップとZ80 CTC,Z80 SIO、Z80 PIO、ほか周辺チップ構成、バッファメモリを搭載することでCPU負荷をかけずに再生していたが、その仕様は一般公開されなかった。同社に問い合わせると一般人でも資料がもらえたが、MIDIポート直接入出力の手順だけとなっていた。 MSX-MIDI 「MSX-MIDI」も参照 turboRのオプション規格の一つ。オプション機器としてはビッツーのμPACKのカートリッジが発売されており、FS-A1GTには同規格に対応したインターフェイスが内蔵されている。拡張BASICの利用によりBASICからも制御ができるが、BIOSは定義されておらず、BASIC以外からは直接ハードウェアを制御する。藤本昌利によって開発されたMSX MIDI Interface3は規格のうち、FS-A1GT相当のハードウェアのみを回路として実装したもの。ハードウェア設計の問題から、一定のCPUパワーを必要とし、MIDI-IN として使う場合や割り込み機能を使う場合はturboR相当のパフォーマンスを必要とする。取りこぼしなどの影響が無いよう、MIDI-OUT として使うだけなら turboR以外でもソフトウェアがサポートすれば利用可能である。ゲームソフトでは幻影都市とグラムキャッツ2、隠し機能として一部のBGMに対してXak -ガゼルの塔-が対応していた。 これらインテリジェントなものや、スロットに差し込むハードウェアはコストが高く、規定のシリアルデータとしての信号を生成できれば演奏は可能であるため、汎用インターフェイス等を利用したMIDI出力の方法並びに実装がユーザによって行われている。 プリンター端子(パラレルポート)に接続して使用するもの 只MIDI、Dual MIDIなどMSXのプリンター端子(ポート)に接続して利用する簡易インターフェイス。前者はソフトウェア的な検出ができないものの、抵抗二つとコネクターを配線するのみで完成し、後者はソフトウェアにより存在を検出できるほかプリンターポートの信号を出力ポートへ割り当てているため、処理が間に合えば最大8ポートの制御が可能となっている。 ジョイスティック端子を使用するもの MSXのジョイスティック端子(汎用ポート)に接続してMIDI出力を行うもの。Acrobat232、Joy Serial、へろへろ5号などが存在する。 RS-232CインターフェイスとMIDIアダプターを使用するもの RS-232Cに準拠するシリアル信号を前提としたアダプタも流用可能である。主にPC-9800シリーズ向けとして売られているものを利用する。インターフェイスが、RS-232Cに準拠していない場合は動作しない可能性もある。またSC-55mkIIなどMIDI楽器側にもパソコン接続用端子(RS-232Cから接続する端子)を持ち、MIDIアダプターを必要としない製品も存在する。RS-232Cカートリッジに関しては後述する。
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MIDIインターフェイス
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「デスクトップミュージック」の記事における「MIDIインターフェイス」の解説
一昔前のDTM音源モジュールはシリアル端子がついており、パソコンのシリアル端子とケーブルを接続するだけで利用可能であった。昨今のパソコンにはシリアル端子がついていないものが多く、旧来の音源モジュールを使う場合はUSB-MIDIコンバーターなどMIDIインターフェイスが必要となる。ただし最新の音源モジュール・MIDIキーボードもUSBに対応する製品が増えてきたため、新たに購入する際はインターフェースは不要となることもある。
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