Lieder ohne Worte Heft 5 Op.62 U 185, 181, 177, 175, 151, 161とは? わかりやすく解説

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メンデルスゾーン:無言歌集 第5巻

英語表記/番号出版情報
メンデルスゾーン無言歌集 第5巻Lieder ohne Worte HeftOp.62 U 185, 181, 177, 175, 151, 161作曲年: 1842-1844年  出版年1844年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ト長調 「5月そよ風」 "May breezes"2分30秒
2 変ロ長調 「出発」 "The departre"2分00
3 ホ短調 「葬送行進曲」 "Trauermarsch"2分30秒
4 ト長調 「朝の歌」 "Morning song"2分00
5 イ短調 「ヴェネツィア舟歌 第3」 "Venezia nisches Gondellied III"2分30秒
6 イ長調 「春の歌」 "Frühlingslied"2分30秒

作品解説

2007年7月 執筆者: 和田 真由子

ワーグナーが「第一級風景画家と言ったように、メンデルスゾーン情景描写標題音楽作曲において才能発揮している。
この“言葉のない歌曲”、「無言歌」、という形でメンデルスゾーン心象風景感情描写でも、表現した歌曲風の旋律をもった器楽曲であるため、旋律線をはっきりと浮き立たせ、抒情的に演奏することが重要だろう。
メンデルスゾーン活躍したこの時期ブルジョアジー家庭中心にピアノ教養として普及した。そのため、家庭気楽に弾ける作品多く作られたが、この《無言歌集》もその一つである。
無言歌集》は各6曲ずつの計8集からなり生前出版されたのは、第6集までである。第7集は、1851年、第8集は1867年出版された。1832年第1集出版したときにはメンデルスゾーンは、《ピアノのためメロディー》と記しており、《無言歌集》の名称をもつようになったのは1835年第2集出版してからのことであった
標題をもっているものが多いが、作曲者自身によってつけられたものはわずかである。実際メンデルスゾーン標題をつけることによって、音楽的な想像力限定されることを嫌ってたようだ

第5巻
無言歌集第5巻は、友人シューマンの妻であり、女流ピアニストでもあるクララ・シューマン献呈されている。音楽内容充実したものとなっている。
1.ト長調5月そよ風」 / op.62-1 (1844)
伴奏の音形において、2拍目が同じ2音間の反復でできている。
2.変ロ長調出発」 / op.62-2 (1843)
3.ホ短調葬送行進曲」 / op.62-3 (1843)
ヨーロッパ伝統葬送リズムによりはじまる。行進荘厳に重々しい様子進み、しだいに遠ざかっていく。
4.ト長調朝の歌」 / op.62-4 (1844)
5.イ短調ヴェネツィア舟歌 第3」 / op.62-5 (1844)
6.イ長調春の歌」 / op.62-6 (1842)
春の歌」として最も広く親しまれている。ピアノのみならずヴァイオリンや、その他の独奏曲にも多く編曲されている。小さな音符示された音形を、いかにうまく旋律にそわせていくことができるかが問われる繊細な技巧感性要求する




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