cocktail
「cocktail」とは
「cocktail」は、一般的にはアルコールを主成分とし、フルーツジュースやソーダ、ハーブなどを混ぜ合わせた飲み物を指す。その起源は18世紀のアメリカに遡るとされている。また、その名前の由来には諸説あり、鶏の尾羽(cock's tail)のように色とりどりで美しいことから名付けられたという説や、フランス語の「coquetel」(混ぜる)から派生したという説などがある。「cocktail」の発音・読み方
「cocktail」の発音は、IPA表記では/kɑːkteɪl/となる。これをカタカナに直すと「コークテイル」となる。日本人が発音する際は「カクテル」となることが多い。「cocktail」の定義を英語で解説
「cocktail」は、英語で"a drink made by mixing different drinks, especially alcoholic drinks, together"と定義される。これは「異なる飲み物、特にアルコール飲料を混ぜ合わせて作られる飲み物」という意味になる。「cocktail」の類語
「cocktail」の類語としては、「mixed drink」や「highball」、「martini」などがある。「mixed drink」はアルコールを含む飲み物を混ぜ合わせたもの全般を指し、「highball」はウィスキーにソーダを加えたシンプルなカクテルを指す。「martini」はジンとベルモットを混ぜたカクテルの一種である。「cocktail」に関連する用語・表現
「cocktail」に関連する用語としては、「bartender」、「mixologist」、「shaker」、「cocktail glass」などがある。「bartender」はバーでカクテルを作る人を指し、「mixologist」はカクテル作りを専門とするバーテンダーを指す。「shaker」はカクテルを混ぜるための器具で、「cocktail glass」はカクテルを注ぐための特殊な形状をしたグラスを指す。「cocktail」の例文
1. "I ordered a cocktail at the bar."(私はバーでカクテルを注文した。)2. "She is a professional cocktail mixologist."(彼女はプロのカクテルミクソロジストである。)
3. "He shook the cocktail in a shaker."(彼はシェーカーでカクテルを混ぜた。)
4. "This cocktail is a blend of rum and fruit juice."(このカクテルはラムとフルーツジュースのブレンドである。)
5. "The cocktail was served in a tall glass."(カクテルは高いグラスに注がれた。)
6. "The bartender created a new cocktail."(バーテンダーは新しいカクテルを作り出した。)
7. "This cocktail has a refreshing taste."(このカクテルは爽やかな味がする。)
8. "The cocktail party was a great success."(カクテルパーティーは大成功だった。)
9. "He is famous for his cocktail recipes."(彼は自身のカクテルレシピで有名である。)
10. "The cocktail contains a splash of lime."(そのカクテルにはライムが少々入っている。)
カクテル【cocktail】
読み方:かくてる
《「コクテール」とも》
1 ウイスキー・ブランデー・ジンなどの洋酒に、果汁・ビターズ・シロップ・香料などを加え、氷を入れて混ぜた飲み物。混合酒。
2 オードブルの一。果物・野菜・エビ・カニなどをカクテルグラスに盛り合わせ、カクテルソースをかけたもの。
3 種類の異なる物がまじり合って渾然(こんぜん)としているもの。「光と音楽の—」
コクテール【cocktail】
読み方:こくてーる
⇒カクテル
カクテル
(Cocktail から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 07:21 UTC 版)
カクテル(英: cocktail)とは、ベース(基酒)となる酒に、他の酒またはジュースなどを混ぜて作るアルコール飲料のこと。混酒。ただし、アルコール分を含まないか、1%未満程度のノンアルコールカクテルもある。
注釈
- ^ 『新版バーテンダーズマニュアル』(p218)では、「酒と何らかの材料を混ぜた飲料=ミクスト・ドリンク」と定義し、「酒+something=カクテル=ミクスト・ドリンク」であるという解説を行っている。
- ^ そうしない者は酒に耽溺する者、つまり現在におけるアルコール依存症患者として扱われ、非難を受けていたことが参考文献『読むカクテル百科』(p48)や『新版バーテンダーズマニュアル』(p221)によって紹介されている。
- ^ 福西英三は、参考文献『読むカクテル百科』(p48 - p49)の中で、「従来行なわれている「ホット」「コールド」の分類に「常温」を加えるのが妥当」と述べている。
- ^ 『2007新版 HBAバーテンダーズオフィシャルブック』p189、『読むカクテル百科』p56
- ^ 当時の雰囲気はアガサ・クリスティの『名探偵ポワロ』シリーズなどが参考になる。
- ^ 1748年にイギリスで発行された『ザ・スクイア・レシピズ(The Squire Recipes)』という小冊子に、「酒+その他の酒 and/or その他の副材料=カクテル」と記されている(『読むカクテル百科』p28)。
- ^ 『サヴォイ・カクテルブック』(p13)は、1806年5月に発行されたアメリカの雑誌『ザ・バランス』の文章を引用し、少なくとも1806年には「カクテル」という言葉が「酒+その他の酒 and/or その他の副材料」を指していたとしている。『ザ・バランス』で言及されたカクテルは、ビタード・スリング(苦い飲み物。酒+砂糖や水+ビターズという構成)であった。
- ^ 『読むカクテル百科』(p31 - p32)に示された説では、「乾杯の音頭をどちらがとるかでもたもたしていた将軍と王を、「自らが先んじて杯を掲げ飲み干す」という機転により救った少女「ホキトル(X'ochitl)」の名をその飲料につけた」としている。
- ^ 『読むカクテル百科』(p35)では、福西英三の注釈として、18世紀ごろのことだろうとしている。
- ^ 『2007新版 HBAバーテンダーズオフィシャルブック』(p187)ではラム・パンチとされている。
出典
- ^ a b 『2007新版 HBAバーテンダーズオフィシャルブック』 p188
- ^ 『読むカクテル百科』p17
- ^ 『新版バーテンダーズマニュアル』p218
- ^ 樋口保彦. “私の信じる水割り カクテルとしての水割り”. サントリー WHISKY WHISKY on the Web. 2021年4月17日閲覧。
- ^ 『2007新版 HBAバーテンダーズオフィシャルブック』p189 - p190
- ^ 『読むカクテル百科』p43
- ^ a b 『新版バーテンダーズマニュアル』p221
- ^ 『読むカクテル百科』p46
- ^ 『読むカクテル百科』p47 - p48
- ^ 読むカクテル百科 p55
- ^ 『読むカクテル百科』p52
- ^ 海野弘『酒場の文化史』 講談社学術文庫、2009年、p198 - p202
- ^ a b 『読むカクテル百科』p28
- ^ 『サヴォイ・カクテルブック』p13 - p15
- ^ 『読むカクテル百科』p31 - p32
- ^ 『読むカクテル百科』p34 - p40
- ^ 『新版バーテンダーズマニュアル』p218 - p219
- ^ 『読むカクテル百科』p30 - p31
- ^ 『新版バーテンダーズマニュアル』p219
- ^ 『2007新版 HBAバーテンダーズオフィシャルブック』p186 - p187
- ^ 『カクテルをたしなむ人のレッスン&400レシピ』日本文芸社、2021年、14頁。ISBN 978-4537218695。
- ^ 岸久「サイドカー Sidecar」『スタア・バーのカクテルブック』文藝春秋、2015年。ISBN 978-4166610402。
- ^ 朱鷺田祐介「5 その他の技法」『酒の伝説』新紀元社〈Truth In Fantasy〉、2012年。ISBN 978-4775306970。
- ^ カクテル大全1000 p290
- ^ a b c d e 『カクテル入門』保育社、1982年、142頁。ISBN 9784586505630。
- ^ 『カクテルの図鑑』マイナビ出版、2013年、40頁。ISBN 9784839946234。
- ^ “用語辞典 技法”. サントリー. 2022年8月5日閲覧。
- ^ たのしいお酒.jp (2020年5月18日). “ビールをチェイサーに飲む! 通好みのおすすめスタイル”. ガジェット通信. 2021年4月7日閲覧。
- ^ 福西(1996)p136
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