2014年 - 2015年:NF発足・シングル『新宝島』の完成までとは? わかりやすく解説

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2014年 - 2015年:NF発足・シングル『新宝島』の完成まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 11:54 UTC 版)

834.194」の記事における「2014年 - 2015年:NF発足・シングル『新宝島』の完成まで」の解説

9目のシングルとして『グッドバイ/ユリイカ』をリリースした直後からバンドはホールツアー「SAKANAQUARIUM2014 SAKANATRIBE」を開催し始めたが、この時期メンバー岡崎(key.)が精神面でのスランプ陥ったライブなど演奏することは出来たものの、制作の際に自身からアイデアを出すことは不可能な状況にあった。これに加え山口も、前述したグットバイのリリースを巡る件で精神的に不安定な状況続いていた。外から見たバンド状況としてはアルバムsakanaction」で初のオリコン1位を獲得し紅白歌合戦への出場決めさらなるタイアップ契約進んでいたため躍進時期とみられていたが、メンバー間での内情下降の一途辿っており、当時について江島は「正直もう終わった」とまで考えていた時期もあったと後に語っている。 2014年5月映画バクマン。』の主題歌および劇伴最初に設定され締め切りがこの時期設定されていたが、前述事情により順調に制作行え状況では無かったため同年の秋ごろに引き延ばされることとなった2014年10月10目のシングルさよならはエモーション/蓮の花』を両A面リリースする。ここで発表され二曲についても、「グッドバイ」ユリイカ」と同様「マジョリティの中のマイノリティ」というバンド立ち位置表現する意図があったと語っている。 2014年11月末翌月控えた映画バクマン。』のダビングステージ作業合わせて劇伴制作完了させることは出来たものの、主題歌山口による歌詞執筆思うよう進行しなかったため完成させることが出来ず、さらに締め切りを延ばすこととなったこれまでバンドではバクマン。関連した楽曲一枚アルバムとしてリリースするアイデアもあり7目のオリジナルアルバムには収録されない可能性もあった。最終的に主題歌シングルとして決定してから山口映画のストーリー当時掲げていた7目のアルバムのコンセプトである「東京」というテーマ包括した歌詞制作目指したものの、納得のいくものを仕上げられないまま11月締め切りを過ぎることとなった当時について山口はかなり「ヤバイ」と思っていたと後に語っている。 2015年1月3日、この日NHK総合テレビジョン放送され特別番組「ネクストワールド 私たち未来」の初回放送でRhizomatiks、アンリアレイジ三田真一と共に三十年後の未来ライブ」をイメージしたパフォーマンス行った。またこの放送合わせて同日正午よりUstream行われた配信で、草刈数年前婚約していた一般男性との間に第一子妊娠していたことと、それにともなった産休のためにレコーディングは行うものの、ライブ活動をしばらく休止することを発表発表後は、約半年間、山口は『バクマン。』の主題歌新宝島」の歌詞執筆草刈出産準備残りメンバー過去作品ハイレゾ配信およびアナログ盤やカップリングアルバム発売にむけたリマスタリング作業という形でそれぞれのタスク進行する期間が続いた7月2日から3日にかけて、バンドはカルチャーイベント「NIGHT FISHING」を恵比寿リキッドルーム開催したライブ活動休止している中このタイミングイベントの開催踏み切ったのには、前述したNEXT WORLD』の放送草刈産休重なったことが要因している。ネクストワールドで異な分野クリエイター作業行い話をした時に音楽と他のカルチャーとの結びつきが弱い現状打開する必要性に気づいたこと、そういった音楽音楽以外カルチャー結びつける空間オーガナイズするにはライブ活動休止している当時タイミングしか無かった山口語っている。 8月5日にカップリングアルバム『懐かしい月は新しい月 〜Coupling & Remix works〜』をリリース9月1日山口新宝島レコーディング終えた旨をインスタグラム報告した9月11日には「NIGHT FISHING」のイベント名を「NF」と改め、その#01恵比寿リキッドルーム開催した9月30日新たに立ち上げたバンド自主レーベルNF Records」からバンド11目のシングルとして「新宝島」をリリースした。そして10月から翌2016年春にかけてNF開催ショートフィルムMiu Miu」の劇伴制作挟みつつ、シングル実質的なリリースツアーとなる「SAKANAQUARIUM 2015-2016 "NF Records launch tour"」で全国回った2015年NF発足初めとした音楽以外文化との関わり積極的に持ち始めた時期に関して山口は 「 [中略] 常々サカナクションオーバーグラウンドアンダーグラウンド行ったり来たりするバンドだって言ってるけど、じゃあアンダーグラウンドってなんなの? どこに連れて行ったらいいの? そもそも僕らはそこでどんな体験をみんなにしてもらいたいの?っていう、その行き着く先を作らないことには"新宝島"は完成できないんだ、と 」 —山口一郎(『MUSICA』(COVER STORY サカナクション) 2019 vol.147より) と振り返っており新曲完成させるためにも必要なステップであったとしている。ただし他のメンバーはこの時期山口文化的な活動に関して基本的に肯定的に捉え理解示しつつも、音楽活動とのバランスを取るのに苦労していた面もあったことを指摘している。 「 俺はミュージシャンそういう活動をすることに対してはまった否定的ではないし、もちろん一郎一郎凄く頑張ってるなと思ってるし、なんとかしてロックバンドフォーマット壊そうとして試行錯誤してるのもわかってるから、なんだよあいつ、みたいなことはまっっったく思ってないんだけど、ただ、全然正解を見つけられてないなとは思っていて。 」 —江島啓一(『MUSICA』(COVER STORY サカナクション) 2019 vol.147より) 「 僕もいろんな活動をすることに対しては全然反対じゃないんですけど、ただ、それは土台となるバンドしっかりして上でやったほうが理想的なので。だからこそサカナクションとしてのアルバム早く出したかったんですよね 」 —岩寺基晴(『MUSICA』(COVER STORY サカナクション) 2019 vol.147より) このように当初山口他のメンバーとの間でモチベーションに差はあったのものの、音楽以外文化関わる経験重ねそれを自身音楽制作へと還元していく活動スタイルがこの時期から徐々に形成されていき「多分、風。以降楽曲制作へと繋がっていくこととなる。

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