風魔小太郎とは? わかりやすく解説

風魔小太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/12 04:13 UTC 版)

風魔 小太郎(ふうま こたろう)、風摩 小太郎は、相模国足柄下郡出身で、風魔一族(ふうまいちぞく)ないし風魔忍者(ふうまにんじゃ)を率いて代々後北条氏に仕えた乱波の首領。後北条氏滅亡後は江戸へ上り、盗賊になったとされる。根拠地は武蔵国足柄山地ともいわれる。『北条五代記』の風魔と、風魔に関連する『見聞集』の逸話、『鎌倉管領九代記』に登場する風間小太郎から生まれた伝説の忍者である。


  1. ^ 巻9「関東の乱波智略の事」
  2. ^ 東京大学図書館蔵本 コマ26。万治版 翻刻:近藤瓶城編『改定史籍集覧 第5冊』近藤出版部、1900年(1925年再版)、193-196頁、国立国会図書館蔵本 コマ398-400
  3. ^ 『古老軍物語』巻4「軍陣に忍びの者を詮とする事〔付〕戴渕が事并風間といふ忍びの事」『仮名草子集成 第30巻』117-121頁
  4. ^ 松本隆信(校注)「諏訪の本地 – 甲賀三郎物語」『御伽草子集』新潮社、1980年、249-287頁
  5. ^ 巻4(持氏)下「千葉介軍評定付山内氏義出城」
  6. ^ 『鎌倉管領九代記』寛文12年(1672年)版 酒田光丘文庫本 コマ216-219。翻刻:黒川真道編『鎌倉公方九代記・鎌倉九代後記』〈国史叢書〉国史研究会、1914年、192-195頁、国立国会図書館蔵本 コマ111-112
  7. ^ 松田修・渡辺守邦・花田富二夫(校注)『伽婢子』〈新日本古典文学大系75〉岩波書店、2001年、296頁 注7に指摘あり
  8. ^ 巻10「竊(しのび)の術」、松田・渡辺・花田 前掲書 295-298頁
  9. ^ 巻7「飛加藤」、松田・渡辺・花田 前掲書 195-198頁
  10. ^ 巻第17「鳶加藤幻術付女霊芭蕉ノ事」井上鋭夫(校訂)『上杉史料集 上』〈第二期 戦国史料叢書8〉人物往来社、1966年、302-304頁
  11. ^ 5之巻 第1「襤褸着ても心は錦木が所縁の女郎」・第2「奪返した鎧威の為の勘当赦免の悦」佐伯孝弘(翻刻)「風流軍配団」八文字屋本研究会編『八文字屋本全集 第13巻』汲古書院、1997年、499-508頁
  12. ^ 槇島昭武「巻1 上杉憲政武州河越城責之事」『関八州古戦録 改訂版』新人物往来社、1976年。 
  13. ^ 永田哲朗「風魔小太郎」150頁
  14. ^ 『見聞集』巻7「関八州盗人狩の事」(江戸叢書刊行会編『江戸叢書 巻の貳』江戸叢書刊行会、1916年、187-188頁、国立国会図書館蔵本 コマ251-252
  15. ^ 菊池沾凉(編)『江戸砂子 温故名跡誌』巻之二 ○鳥越橋。国立国会図書館本コマ5-6。小池章太郎編『江戸砂子』(東京堂出版、1976年)55頁
  16. ^ 『遊歴雑記』第3編 天 上巻第32「幸坂甚内の宮例祭縁日」国立公文書館本 請求番号177-1167 第7冊 コマ64-69。翻刻:江戸叢書刊行会(編)『江戸叢書 巻の五』江戸叢書刊行会、1916年、50-53頁、国立国会図書館蔵本 コマ40-41
  17. ^ 矢田義勝『江戸から東京へ (2)』金桜堂書店、1921年、297-298頁
  18. ^ 『中央公論』1928年2月号、説苑7頁
  19. ^ 『中央公論』1928年2月号、説苑10-11頁
  20. ^ 白石実三『武蔵野から大東京へ』〈日本小説文庫〉春陽堂書店、1938年、72-82頁、国立国会図書館蔵本 コマ41-46
  21. ^ a b 前島康彦「白石実三氏、吉田弦二郎氏の思い出」雑誌『武蔵野』No.233、1958年2月、10-13,9頁
  22. ^ a b 白石良二『白石実三 – 冊簡臨時増刊』(安中文化会、1981)42-44頁
  23. ^ 『江戸の白浪』早稲田大学出版部、52-56頁
  24. ^ 博文館『新青年』18(6)、1937年5月、64-82頁
  25. ^ 伊賀竜之助(著)今村恒美(絵)『猿飛佐助』〈少年評判講談〉一星社、1948年、129-130頁
  26. ^ 講談社『少年クラブ』1949年12月号、18-28頁
  27. ^ 講談社『少年クラブ』1949年12月号、21頁
  28. ^ 海音寺潮五郎『風魔一族 光風社版』光風社、1974年
  29. ^ 三田村鳶魚「法華三昧」『三田村鳶魚全集 第27巻』中央公論社、1977年、427頁
  30. ^ 中澤巠夫(述)朝倉治彦(司会)「満月会と矢立会」『三田村鳶魚全集 第廿三巻』月報(中央公論社、1977年)
  31. ^ 『改定史籍集覧 第5冊』近藤出版部、1901年、194頁
  32. ^ 『古事類苑 第24冊』神宮司庁、1906年、365頁、国立国会図書館蔵本 コマ201
  33. ^ a b 『特集人物往来』3(4)、人物往来社、1958年12月、102-108頁
  34. ^ a b 『美女決闘 上』河出書房、1956年、211-214頁
  35. ^ a b キネマ旬報社『キネマ旬報』126(941)1955年8月号、59-60頁
  36. ^ 日本放送協会『放送五十年史』日本放送出版協会、1977年、506頁、『TBS調査情報』1964年9月号による。
  37. ^ a b c 石橋春海『伝説の昭和特撮ヒーロー 宣弘社全仕事』コスミック出版、2014年、44-54頁
  38. ^ a b c 樋口尚文『「月光仮面」を創った男たち』平凡社、2008年、159-217頁
  39. ^ (株)C.A.L 社内資料『時代劇 企画制作 おぼえ帖 資料』367頁
  40. ^ 『まんが王』秋田書店
  41. ^ 理論社 小学生文庫
  42. ^ サンコミックス、朝日ソノラマ
  43. ^ 『隆慶一郎全集 第3巻』新潮社、1996年、234頁
  44. ^ 徳間書店
  45. ^ a b 学研M文庫、学習研究社
  46. ^ リイド社、全2巻
  47. ^ 祥伝社
  48. ^ 桜ノ杜ぶんこ、一二三書房
  49. ^ 文芸社
  50. ^ 仮面ライダーWEB > 仮面ライダー図鑑 > 仮面ライダーエグゼイド > 仮面ライダー風魔 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映、2021年9月25日閲覧
  51. ^ エイチアンドアイ
  52. ^ 早稲田大学出版部
  53. ^ 小山竜太郎『真説・日本忍者列伝』荒地出版社、1964年、122-124頁
  54. ^ 永岡治『伊豆水軍物語』中公新書、1982年、135-139頁
  55. ^ 『歴史読本 臨時増刊 歴史ロマンシリーズ 特集 決定版 「忍者」のすべて』新人物往来社、1991年12月、156-157頁
  56. ^ 『歴史読本』24(3)、新人物往来社、1979年3月、66-71頁
  57. ^ 暁印書館、1983年、169-172頁



風魔小太郎(ふうま こたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 00:59 UTC 版)

軒猿 (漫画)」の記事における「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説

風魔一党頭目。氏康のことを「ボス」と呼ぶ南蛮人女性。「風魔の頭は目が光り牙のある巨人」という噂に違わぬ長身である。

※この「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説は、「軒猿 (漫画)」の解説の一部です。
「風魔小太郎(ふうま こたろう)」を含む「軒猿 (漫画)」の記事については、「軒猿 (漫画)」の概要を参照ください。


風魔小太郎(ふうま こたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 06:37 UTC 版)

かっとび!童児」の記事における「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説

風魔少年忍者。ダークリーグに狙われ既に捕まっていたが、童児たちにより救出され忍者チーム一員となる。

※この「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説は、「かっとび!童児」の解説の一部です。
「風魔小太郎(ふうま こたろう)」を含む「かっとび!童児」の記事については、「かっとび!童児」の概要を参照ください。


風魔小太郎(ふうまこたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 03:43 UTC 版)

SAKON(左近) -戦国風雲録-」の記事における「風魔小太郎(ふうまこたろう)」の解説

おふうの父。箱根根城とする風魔忍者統領巨人のような伝説とは違い背は低く優しそうな風体をしている。しかし、その力は相手伝説である風魔小太郎を感じさせる程の衝撃力威力を持つ。左近から書状受け取っていたが、使者六郎覚悟また、娘の相手にふさわしいかを見るため対決をする。その後六郎認め、「風魔不動雷電」を授ける。

※この「風魔小太郎(ふうまこたろう)」の解説は、「SAKON(左近) -戦国風雲録-」の解説の一部です。
「風魔小太郎(ふうまこたろう)」を含む「SAKON(左近) -戦国風雲録-」の記事については、「SAKON(左近) -戦国風雲録-」の概要を参照ください。


風魔小太郎(ふうま こたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 05:19 UTC 版)

ギャグマンガ日和の登場キャラクター (パロディ系)」の記事における「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説

北条氏直仕えていた実在人物クナイ投げ練習ばかりする。分身の術行えるが、反抗的なおっさん6人が出てきてしまう。

※この「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説は、「ギャグマンガ日和の登場キャラクター (パロディ系)」の解説の一部です。
「風魔小太郎(ふうま こたろう)」を含む「ギャグマンガ日和の登場キャラクター (パロディ系)」の記事については、「ギャグマンガ日和の登場キャラクター (パロディ系)」の概要を参照ください。


風魔小太郎(ふうま こたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/27 19:29 UTC 版)

闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜」の記事における「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説

過去からの刺客織田信長の命を受けてをさらいに来た。味方吸収してパワーアップするがコウと醒明のコンビネーション敗れ尚も諦めなかったが信長に見限られ殺される

※この「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説は、「闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜」の解説の一部です。
「風魔小太郎(ふうま こたろう)」を含む「闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜」の記事については、「闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜」の概要を参照ください。


風魔小太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 23:13 UTC 版)

決戦III」の記事における「風魔小太郎」の解説

決戦IIIトレジャーボックス」に同梱されているエンジョイディスクによって追加され武将史実では北条家仕えた忍者

※この「風魔小太郎」の解説は、「決戦III」の解説の一部です。
「風魔小太郎」を含む「決戦III」の記事については、「決戦III」の概要を参照ください。


風魔小太郎(ふうま こたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 00:25 UTC 版)

テンカイチ 日本最強武芸者決定戦」の記事における「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説

風魔党忍術使い手異名は「風魔女帝本名は「紅」。六代目の風魔小太郎。筋骨隆々かつ長身若い女性でその武才は五代目凌ぐ評される得物手裏剣と呼ぶには巨大な四つ又状の刃物に鎖が付いた風魔手裏剣と自らの徒手空拳後援者北条氏政

※この「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説は、「テンカイチ 日本最強武芸者決定戦」の解説の一部です。
「風魔小太郎(ふうま こたろう)」を含む「テンカイチ 日本最強武芸者決定戦」の記事については、「テンカイチ 日本最強武芸者決定戦」の概要を参照ください。


風魔小太郎(ふうまこたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 22:09 UTC 版)

BRAVE10」の記事における「風魔小太郎(ふうまこたろう)」の解説

元は北条氏配下だったが、今は流れ者伊達政宗雇われ十番勝負参戦し佐助と戦う。

※この「風魔小太郎(ふうまこたろう)」の解説は、「BRAVE10」の解説の一部です。
「風魔小太郎(ふうまこたろう)」を含む「BRAVE10」の記事については、「BRAVE10」の概要を参照ください。


風魔小太郎(ふうま こたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/26 00:28 UTC 版)

戦国サイバー 藤丸地獄変」の記事における「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説

風魔忍軍頭領第十九幕に登場

※この「風魔小太郎(ふうま こたろう)」の解説は、「戦国サイバー 藤丸地獄変」の解説の一部です。
「風魔小太郎(ふうま こたろう)」を含む「戦国サイバー 藤丸地獄変」の記事については、「戦国サイバー 藤丸地獄変」の概要を参照ください。


風魔小太郎(ふうま・こたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 06:01 UTC 版)

ダブルクロス・リプレイ・ジパング」の記事における「風魔小太郎(ふうま・こたろう)」の解説

メソポタミアの風と疫病魔神パズス融合パズス小太郎となり主君であるはずの北条一族皆殺しにする。

※この「風魔小太郎(ふうま・こたろう)」の解説は、「ダブルクロス・リプレイ・ジパング」の解説の一部です。
「風魔小太郎(ふうま・こたろう)」を含む「ダブルクロス・リプレイ・ジパング」の記事については、「ダブルクロス・リプレイ・ジパング」の概要を参照ください。


風魔 小太郎(ふうま こたろう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/05 07:52 UTC 版)

風林火嶄」の記事における「風魔 小太郎(ふうま こたろう)」の解説

砲条学園生徒覆面被った少年、と見せかけ少女覆面を取ると女性体形になる。忍者末裔だが、疾子・香の罠にはまってしまい、逃亡

※この「風魔 小太郎(ふうま こたろう)」の解説は、「風林火嶄」の解説の一部です。
「風魔 小太郎(ふうま こたろう)」を含む「風林火嶄」の記事については、「風林火嶄」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「風魔小太郎」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「風魔小太郎」の関連用語

風魔小太郎のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



風魔小太郎のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの風魔小太郎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの軒猿 (漫画) (改訂履歴)、かっとび!童児 (改訂履歴)、SAKON(左近) -戦国風雲録- (改訂履歴)、ギャグマンガ日和の登場キャラクター (パロディ系) (改訂履歴)、闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜 (改訂履歴)、決戦III (改訂履歴)、テンカイチ 日本最強武芸者決定戦 (改訂履歴)、BRAVE10 (改訂履歴)、戦国サイバー 藤丸地獄変 (改訂履歴)、ダブルクロス・リプレイ・ジパング (改訂履歴)、風林火嶄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS