風呂屋者とは? わかりやすく解説

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ふろや‐もの【風呂屋者】

読み方:ふろやもの

湯女(ゆな)」に同じ。

茶屋遊びから—を勧め」〈浮・禁短気・六〉


湯女

(風呂屋者 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 17:50 UTC 版)

湯女(ゆな)は、江戸時代初期の都市において、銭湯垢すりや髪すきのサービスを提供した女性である[1]


  1. ^ 「勝山」を演じて”. 産経ニュース (2021年11月4日). 2021年11月4日閲覧。
  2. ^ a b c d 『江戸時代の男女関係』 田中香涯著 (有宏社, 1930)


「湯女」の続きの解説一覧

風呂屋者(風呂屋女)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 09:33 UTC 版)

湯女」の記事における「風呂屋者(風呂屋女)」の解説

寛永20年1643年)の『色音論』(しきおんろん、別名『志きをんろん』あるいは『あづまめぐり』)のなかの一節に、「江戸時代寛永盛んなりし」とある風呂屋女は、「お風呂召しませ」、「お背中流しませう」などといい、かゆいところに手が届くサービス喜ばれ流行し模倣され江戸をはじめとし諸国湯女流行した湯女制限されたので、江戸で別に、「風呂屋女」という名称を立て表向き職分分け湯女同じく売春した寛永6年1629年)に、女歌舞伎風紀を乱すとして禁止されると、風呂屋女と称して風呂屋美女置いて接客始め彼女ら女歌舞伎役者に代わる私娼として人気集めた人気のあまり、吉原公娼風呂屋出稼ぎに出ることもあり、慶安元年1648年)に「風呂屋禁止令」が出たが、効果がなく、同4年1651年)には風呂看板売買禁止風呂屋女は一軒につき3人までとする制限を出すなど規制した一向に効果がないため、明暦3年1657年)に幕府によって200軒以上あった江戸町内の風呂屋打ち壊された。江戸では、元禄16年1703年)の地震大火ののち、風呂屋営業内容一変し公に純粋な銭湯が行なわれたが、上方ではなおも風呂女の売春続いた東京でも明治12 - 13年ごろまで、風呂屋2階2 - 3人の女を置き、売春が行なわれていた。 井原西鶴の『好色一代女』巻5に、「一夜を銀六匁にて呼子鳥、是伝授女なり。覚束なくて尋ねけるに、風呂屋ものをといふなるべし。くれ方より人によばれける」とあり、江戸で汗を流すというのに対し上方では垢を掻くという意味で風呂屋者を「」と称した。「栄花咄」には、当時風呂屋ものについて、「大臣にさそはれ、姉が小路和泉風呂入相の頃より行きて、吹かれてさつとあがり場に座して」、「同じ心の友あそび、皆でなんぼがものぞ、ありたけ出せと、丸行燈たばこぼん菓子盆段々に、また気が替りておもしろし、かかりしものの後には、祇園町島の内みな全盛のこととなれり。江戸風呂屋茶屋のものより、散茶はじまりて、今の昼三二階にあがれば、これなり」とある。 元禄以後上方流行した名残としては、天保以後まで大坂島之内娼家などが、「○○風呂」と称したことで知られる。『心中天網島』の主人公小春島之内風呂屋女の出身である。

※この「風呂屋者(風呂屋女)」の解説は、「湯女」の解説の一部です。
「風呂屋者(風呂屋女)」を含む「湯女」の記事については、「湯女」の概要を参照ください。

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