ありたけ

デジタル大辞泉

あり‐たけ【有り丈】

読み方：ありたけ

《「ありだけ」とも》

［名］「ありったけ」に同じ。

「—の懐中物を帯の間から取出して見ると」〈有島・或る女〉

［副］「ありったけ」に同じ。

「白い髯を—生やしているから年寄と云う事だけは別(わか)る」〈漱石・夢十夜〉

あり‐たけ【^×蟻^×茸】

読み方：ありたけ

１ 担子菌類のキノコ。ブラジルの森林内に自生。傘は白色で黒紫色の鱗片(りんぺん)がある。ハキリアリが巣で培養して食料にするといわれる。

２ 子嚢菌(しのうきん)類のキノコ。アリに寄生して、その死後に体上に発生する。ありやどりたけ。

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「ありたけ」の例文・使い方・用例・文例

• 彼はばかのありたけをし尽した
• 金をありたけ上げます
• 銭箱の金をありたけ持って行った
• 図書館にありたけの本を読んだ
• 身上ありたけ
• 身上ありたけを一事業に投ずるものではない
• ありたけの知恵をしぼる
• 彼はばかのありたけを尽した
• 悪い事のありたけを尽した
• 後先の考えも無くありたけ使ってしまった
• 僕は前後を顧みずにありたけ使ってしまった
• 前後を顧みずありたけ使ってしまった