走査型電子顕微鏡とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 自然科学 > 計測 > 顕微鏡 > 走査型電子顕微鏡の意味・解説 

そうさがたでんし‐けんびきょう〔‐ケンビキヤウ〕【走査型電子顕微鏡】

読み方:そうさがたでんしけんびきょう

電子顕微鏡の一。試料電子線走査し試料から出る二次電子などを検出することで試料表面観察を行う。光学顕微鏡比べ表面立体構造観察適している。細胞のような生体試料場合は、あらかじめ金や白金パラジウムなどを蒸着する必要があるSEM(セム)(scanning electron microscope)。


走査型電子顕微鏡


走査型電子顕微鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/26 21:40 UTC 版)

走査型電子顕微鏡(そうさがたでんしけんびきょう、英語: scanning electron microscopeSEM)は電子顕微鏡の一種である。電子線を絞って電子ビームとして対象に照射し、対象物から放出される二次電子、反射電子(後方散乱電子、BSE)、透過電子、X線カソードルミネッセンス蛍光)、内部起電力等を検出する事で対象を観察する。通常は二次電子像が利用される。透過電子を利用したものはSTEM走査型透過電子顕微鏡)と呼ばれる。




「走査型電子顕微鏡」の続きの解説一覧

走査型電子顕微鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 17:11 UTC 版)

電子顕微鏡」の記事における「走査型電子顕微鏡」の解説

走査型電子顕微鏡 (Scanning Electron Microscope; SEM)は観察対象電子線をあて、そこから反射してきた電子(または二次電子)から得られる像を観察する顕微鏡走査型の名は、対象電子線当てる位置少しずつずらしてスキャン走査しながら顕微鏡像が形づくられることから。電子検出器集められコンピュータ用いて2次元の像が表示される対象表面形状凹凸様子比較表面に近い部分内部構造観察するのに優れている以前観察対象導電性のないものの場合電子線をあて続けると表面帯電してしまい、反射する電子パターン乱れるため、観察対象表面をあらかじめ導電性を持つ物質薄くコーティングしておくことが行われていたが、近年前処理不要低真空にて観察できる製品増えてきている。 また、両者の特徴合わせ持つ走査型透過電子顕微鏡 (Scanning Transmission Electron Microscope; STEM) も近年注目されつつある。

※この「走査型電子顕微鏡」の解説は、「電子顕微鏡」の解説の一部です。
「走査型電子顕微鏡」を含む「電子顕微鏡」の記事については、「電子顕微鏡」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「走査型電子顕微鏡」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



走査型電子顕微鏡と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「走査型電子顕微鏡」の関連用語

1
セム デジタル大辞泉
100% |||||

2
走査型透過電子顕微鏡 デジタル大辞泉
100% |||||

3
電子線レジスト デジタル大辞泉
100% |||||

4
100% |||||

5
電界放出 デジタル大辞泉
100% |||||




9
イオン顕微鏡 デジタル大辞泉
90% |||||


走査型電子顕微鏡のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



走査型電子顕微鏡のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
鐵鋼スラグ協会鐵鋼スラグ協会
Copyright (C) 2024 Nippon Slag Association All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの走査型電子顕微鏡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの電子顕微鏡 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS