赫乃丈一座とは? わかりやすく解説

赫乃丈一座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 08:48 UTC 版)

幕末機関説 いろはにほへと」の記事における「赫乃丈一座」の解説

遊山赫乃丈率い旅一座座付き戯作者である茨木蒼鉄事実を基にした新作芝居人気が高い。赫乃丈ら主要メンバーは、かつて襲われ長崎商家関係者で、一座目的もその仇敵を捜し、仇討ちすることにある。 遊山赫乃丈(ゆやま かくのじょう) 上記参照茨木蒼鉄(いばらぎ そうてつ上記参照座頭ざがしら) 声 - 長嶝高士 一座運営切り盛りし、自ら舞台にも上がる一座の頭。役者名は市村雁雀。 元は赫乃丈の生家仕えていた番頭であり、幼い赫乃丈を守り以後彼女の親代わりとして彼女の側に付き従って来た。仇討ち本懐しながらも、第一には赫乃丈の身を案じている。 不知火小僧しらぬいこぞう) 声 - 諏訪部順一 一座花形役者であり、二枚目伊達男舞台でも赫乃丈と共に主役演じる事が多い。しかし女好きお調子者であり、性格的に二枚目半演じる事が多い模様役者名は遊山清十郎結婚している女性浮気相手をする間男だったが、女性十手持ちの夫に不義密通がばれてしまい、怒った夫は妻を殺し、その罪を不知火被せ凶状持ちにしようとしていた所を、蒼芝居救われ経緯から、以後一座行動を共にして来た。中居屋との確執には直接関わりが無いが、情に厚く一座仇討ち親身になって助力する。 琴波太夫想い寄せており、彼女が妓楼離れ店を構えてからも、足繁く彼女の元に通っている。 恵比須頭巾(えびすのずきん) 声 - 矢部雅史 全身包帯と鬘で覆った不気味な容貌少年役者名は市村助。 元は赫乃丈の生家丁稚奉公していた過去持ち、彼女の両親からは赫乃丈同様に可愛がられ暮らしていた。中居屋放った暗殺者が彼女の生家襲撃した際、赫乃丈を庇い全身を炎に焼かれてしまう。包帯の下には今も生々しい火傷の跡が残っており、中居屋始めとする一連の人物達には、一座中でも並々ならぬ憎悪抱えている。その為、作中では怒り感情前面出した言動多かった江戸での「覇者の首争奪戦の際、一人中居屋追い詰めたものの、英国軍砲撃巻き込まれ死亡した。 彼が身に付けていた額当ては、血塗れのまま耀次郎から赫乃丈へと手渡された。赫乃丈への想い幼少から強かったらしく、或いは女に想い寄せていた事も伺わせる。 作中では、自身過去演じた一度だけ素顔晒し舞台上がった事がある(顔半面無事だったらしく、長い前髪片目隠し演技した)。 案山子の恵信(かかしのけいしん) 声 - 乃村健次 気は優しくて力持ち体現するかの如き男。役者名は市村海斗琉球空手達人であり、類い希怪力一座雑用担っている紅丸とこばこの両親辻斬り殺されるが、辻斬り正体はさる藩の目付放蕩息子であり、案山子は仇としてつけ狙っていたが、蒼芝居より目付の息子は罪が世に知られてしまい、父と供に切腹させられるという形で救われ過去持ち以後一座行動共にする子供好きらしく、紅丸とこばこの面倒は主に彼が引き受けている。 紅丸(べにまる) 声 - 小桜エツ子 赫乃丈一座に拾われ孤児であり一座最年少。幼いながらも、一座旗揚げにはビラ配り等を手伝い一座一翼担っている。耀次郎救われてから、彼を「お侍さん」と呼び慕っている。 こばこ 声 - 松岡由貴 赫乃丈一座に拾われ孤児であり一座の子役。主には紅丸行動を共にし旗揚げ宣伝の際に活躍している。紅丸と共に耀次郎救われた事が縁で彼と一座引き合わせ、彼女もまた寡黙な耀次郎懐いている。

※この「赫乃丈一座」の解説は、「幕末機関説 いろはにほへと」の解説の一部です。
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