設計と性能詳細
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 16:18 UTC 版)
「モンマス (装甲巡洋艦)」の記事における「設計と性能詳細」の解説
詳細は「モンマス級装甲巡洋艦」を参照 モンマスは排水量9,800ロングトン(1万トン)の設計であった。艦は全長463フィート6インチ(141.3メートル)、全幅(英語版)66フィート(20.1メートル)、そして25フィート(7.6メートル)の平均喫水であった。動力部では2基の4気筒3段膨張蒸気機関がそれぞれの軸を駆動し、合計で2万2000指示馬力(1万6000キロワット)を発生させて最大速度23ノット(時速43キロ・26マイル)に達する設計となっていた。最も、モンマスは設計速度に達しなかった3隻のモンマス級の中に数えられた。各機関は31基のベルヴィール式石炭専焼水管缶(英語版)から動力を得ていた。最大1,600ロングトン(1,625トン)の石炭を運び、乗組員は678名の士官と下士官兵から構成されていた。 主武装は14門の6インチ(15.2センチ)・後装式マーク7艦砲(英語版)から成っていた。うち4門は2基の連装砲塔に設置されて、それぞれが上部構造の前部と後部に1基ずつ、他は艦中央部の砲郭enに据えられていた。中の6門は主甲板に設置され、天候が平穏な時にのみ使用可能であった。100ポンド(45キログラム)砲弾についておよそ1万2200ヤード(1万1200メートル)の最大射程距離を備えていた。10門の12ポンド12ハンドレッドウェイト(7.6センチ)速射砲が、水雷艇に対する防御のために備えられていた。モンマスはまた、3門の3ポンド(4.7センチ)ホッチキス砲と2基の18インチ(45センチ)水中魚雷発射管を装備していた。 艦の喫水線装甲帯(英語版)は舷側中央部で4インチ(102ミリメートル)厚、端部で2インチ(51ミリ)厚であった。砲塔・砲塔下部円塔・砲郭の装甲は4インチ厚であった。保護用の甲板装甲は0.75インチから2インチ(19ミリから51ミリ)厚に渡り、司令塔は10インチ(254ミリ)厚の装甲に護られていた。
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