第一次国共合作とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 第一次国共合作の意味・解説 

第一次国共合作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 13:52 UTC 版)

第一次国共内戦」の記事における「第一次国共合作」の解説

結成当初中国国民党中国共産党は、国民革命向けて共同歩調をとり、軍閥および北京政府対抗する共同戦線模索していた。1922年コミンテルン極東民族大会における「植民地半植民地における反帝国主義統一戦線形成」という方針採択受けて1923年1月26日孫文ソ連邦代表アドリフ・ヨッフェ共同声明である「孫文・ヨッフェ共同宣言」が上海発表され中国統一運動対すソ連邦支援誓約し国民党ソ連との連帯鮮明にした。同宣言は、コミンテルン中国国民党および中国共産党連携布告であったソ連邦支援の元、1923年2月21日広東孫文大元帥就任した第三次広東政府)。しかし、聯容共への方針転換に対して反共的な蔣介石財閥系党員らの反発強く孫文死後国民党反共主義方針をとるようになる他方1923年6月中国共産党は、第三回全国代表大会でコミンテルン代表マーリン (ヘンドリクス・スネーフリート)の指導で、国共合作方針となった。 なお、国民党コミンテルン工作員ミハイル・ボロディン1923年迎え孫文軍事顧問国民党最高顧問となった。またその前年1922年には日本陸軍広東駐在武官佐々木到一孫文軍事顧問としている。佐々木1924年帰国するが、その後孫文とは交遊続けた1924年1月20日軍閥および北京政府対抗するべく、コミンテルン仲介で第一次国共合作が成った国民党1924年1月20日広東開催した第一次全国代表大会で綱領に「聯容共」「扶助工農」の方針明示し、第一次国共合作が成立した中国共産党員が個人として国民党加入する党内合作形式取った黄埔軍官学校設立され赤軍にあたる国民革命軍組織開始した1925年孫文死去孫文没後国民党混迷し、孫文片腕だった廖仲愷暗殺され蔣介石汪兆銘とは対立最高顧問ボロディン解雇されるなどした。以降蔣介石権力基盤拡大するデモに対して上海共同租界当局鎮圧にあたって発砲13人が死亡した五・三〇事件発生以後大衆運動矛先上海共同租界の代表であるイギリス向けられ香港などでも反英運動展開した

※この「第一次国共合作」の解説は、「第一次国共内戦」の解説の一部です。
「第一次国共合作」を含む「第一次国共内戦」の記事については、「第一次国共内戦」の概要を参照ください。


第一次国共合作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 09:20 UTC 版)

国共合作」の記事における「第一次国共合作」の解説

第一次国共合作は、軍閥および北京政府対抗する共同戦線であった国民党1924年1月20日広東開催した第一次全国代表大会で綱領に「連ソ」「容共」「扶助工農」の方針明示し、第一次国共合作が成立した陳独秀毛沢東中国共産党員が個人として国民党加入する党内合作形式取った1925年孫文死去し1926年中山艦事件蔣介石共産党員拘束するなどの軋轢があったが、その後国民革命軍総司令官になって実権握った蔣介石同年北伐開始し1927年南京国民政府成立1927年4月の上クーデターによって国共合作事実上崩壊7月13日中国共産党は対時局宣言発し第一次国共合作の終了宣言国共内戦突入した

※この「第一次国共合作」の解説は、「国共合作」の解説の一部です。
「第一次国共合作」を含む「国共合作」の記事については、「国共合作」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「第一次国共合作」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「第一次国共合作」の関連用語

第一次国共合作のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



第一次国共合作のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの第一次国共内戦 (改訂履歴)、国共合作 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS