直列4気筒OHVとは? わかりやすく解説

直列4気筒OHV(排気量=1,789cc、欧州仕様最高出力=95仏馬力/5,000rpm、欧州仕様最大トルク=14.7kgm/3,500rpm)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 21:52 UTC 版)

MG・MGB」の記事における「直列4気筒OHV(排気量=1,789cc、欧州仕様最高出力=95仏馬力/5,000rpm、欧州仕様最大トルク=14.7kgm/3,500rpm)」の解説

MGBシリーズ基本エンジン呼称は「BMC Bタイプ」。MGA搭載されていたエンジン排気量拡大したもので、MGB搭載にあたり幾つかの改良施されている。MGB生産終了まで基本構造大きな変更はなかったが、モデルライフ初期1964年10月クランクシャフトメインベアリング数が3つから5つ増やされ耐久性若干上がっている。 その他幾度か細かい仕様変更があったが、その内容組み合わされキャブレター変更や、それに伴う圧縮比変更、吸排気系調整変更、未燃焼ガス燃焼促進機構エアポンプ付加等、何れも比較小規模なものに留まった。これら仕様変更により出力年代によって僅かに異なっており、初期モデル95馬力程度排気ガス規制装置等が付加されていった後期モデル90馬力程度規制厳し北米日本仕様は更に出力絞られ80馬力から65馬力程度であった。但し英国最終モデルでは再び95馬力程度戻された。現在残存している各車は、年代的にエンジンオーバーホール受けたり換装されている個体多くその際チューンナップされるなどで、出力製造当時より向上していることが多いと考えられる。特に後期型18V型エンジン出力向上させやすいとされる。 元々「BMC Bタイプエンジンは、1947年オースチン社で「A40デヴォン用に開発された1.2Lが原型で、1951年後継モデル・A40サマーセットにも継承され、1952-53年に排気量拡大を可能とするブロック全体再設計受けたのである高い生産性信頼性備えていたことからBMC成立後中型標準エンジンとなり、排気量順次拡大されつつ、MGマグネットオースチンA50MGA、ナッシュメトロポリタン、TVR・グランチュラ多く車種活用されMGB搭載にあたって排気量はついに1.8Lにまで拡大された。 現在、このエンジンMGB自体存続合わせ数多く現存しており、ほぼ全ての交換パーツチューニングパーツ豊富に用意されエンジン全体リビルド品も流通している。中には各部改良前提に、排気量を2L以上まで拡大したチューニングエンジンも登場している。現存するエンジン大半は、オーバーホール課程少なからず何かしら改造・改良施されていると推測される

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