特性関数とは? わかりやすく解説

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特性関数 (ゲーム理論の)


特性関数 (確率変数の)


特性関数 (確率論)

(特性関数 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 00:56 UTC 版)

確率論統計学において、任意の確率変数に対する特性関数(とくせいかんすう、: characteristic function)とは、その確率分布を完全に定義する関数である。したがって、確率密度関数累積分布関数の代わりに特性関数を解析の基盤とすることもできる。確率変数の重み付き総和で分布を定義する単純な特性関数も存在する。




「特性関数 (確率論)」の続きの解説一覧

特性関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/09 00:53 UTC 版)

レヴィ分布」の記事における「特性関数」の解説

レヴィ分布の特性関数は以下の式で与えられる。 φ ( t ; μ , c ) = e i μ t − − 2 i c t . {\displaystyle \varphi (t;\mu ,c)=e^{i\mu t-{\sqrt {-2ict}}}.} この関数安定分布使用される形式用いると以下のように書ける。ただし α = 1/2, β = 1: φ ( t ; μ , c ) = e i μ t − | c t | 1 / 2   ( 1 − i   sign( t ) ) . {\displaystyle \varphi (t;\mu ,c)=e^{i\mu t-|ct|^{1/2}~(1-i~\operatorname {sign} (t))}.}

※この「特性関数」の解説は、「レヴィ分布」の解説の一部です。
「特性関数」を含む「レヴィ分布」の記事については、「レヴィ分布」の概要を参照ください。


特性関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/09 00:54 UTC 版)

安定分布」の記事における「特性関数」の解説

分布の特性関数 ψ(z) は、4つパラメータ α, β, γ, δ によって以下のように表すことができる。 φ ( z ) = exp ⁡ [ i δ z − γ | z | α { 1 + i β sgn( z ) ω ( z , α ) } ] {\displaystyle \varphi (z)=\exp \left[i\delta z-\gamma |z|^{\alpha }\left\{1+i\beta \operatorname {sgn}(z)\omega (z,\alpha )\right\}\right]} ω ( z , α ) = { tan ⁡ π α 2 ( α ≠ 1 ) 2 π log ⁡ | z | ( α = 1 ) {\displaystyle \omega (z,\alpha )=\left\{{\begin{matrix}\tan {\frac {\pi \alpha }{2}}&(\alpha \neq 1)\\{\frac {2}{\pi }}\log |z|&(\alpha =1)\end{matrix}}\right.} ただし、0 < α ≤ 2, −1 ≤ β ≤ 1, γ> 0、sgn (x) は x の符号関数。α は特性指数呼ばれ、0 < α ≤ 2 の範囲の値をとる安定分布特徴づける最も重要な量である。安定分布指数という場合通常この α のことを指す。α は分布の裾の厚みの尺度であり、小さいほど裾が広い。歪度指数、あるいは非対称パラメータとも呼ばれる β は分布対称性支配し −1 ≤ β ≤ 1 の値をとり、β = 0 のときは左右対称分布となる。位置母数 δ は分布全体平行移動するパラメータである。規模母数 γ は X の縮尺変更するパラメータである。

※この「特性関数」の解説は、「安定分布」の解説の一部です。
「特性関数」を含む「安定分布」の記事については、「安定分布」の概要を参照ください。


特性関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 01:23 UTC 版)

ガンマ分布」の記事における「特性関数」の解説

ガンマ分布確率変数を X とするとき、特性関数 φX(t) は ϕ X ( t ) = E ( e i X t ) = 1 ( 1 − i θ t ) k = ( λ λ − i t ) k {\displaystyle \phi _{X}(t)=E(e^{iXt})={\frac {1}{(1-i\,\theta \,t)^{k}}}=\left({\frac {\lambda }{\lambda -it}}\right)^{k}} で与えられる。 これはパラメータ平均)θ とする指数分布の特性関数を k 乗したもの一致する。このことは、特に k を整数としたときに、パラメータ θ の指数分布に従う k 個の確率変数独立であるとき、その和が形状母数 k、尺度母数 θ のガンマ分布に従うことを表している。

※この「特性関数」の解説は、「ガンマ分布」の解説の一部です。
「特性関数」を含む「ガンマ分布」の記事については、「ガンマ分布」の概要を参照ください。


特性関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/31 14:31 UTC 版)

一般化双曲型分布」の記事における「特性関数」の解説

特性関数は以下の式で与えられる。 φ ( u ) = exp ⁡ ( i u μ ) ( α 2 − β 2 ( α 2 − ( β + i u ) 2 ) ) λ / 2 K λ ( δ α 2 − ( β + i u ) 2 ) K λ ( δ α 2 − β 2 ) {\displaystyle \varphi (u)=\exp(iu\mu )\left({\frac {\alpha ^{2}-\beta ^{2}}{(\alpha ^{2}-(\beta +iu)^{2})}}\right)^{\lambda /2}{\frac {K_{\lambda }(\delta {\sqrt {\alpha ^{2}-(\beta +iu)^{2}}})}{K_{\lambda }(\delta {\sqrt {\alpha ^{2}-\beta ^{2}}})}}}

※この「特性関数」の解説は、「一般化双曲型分布」の解説の一部です。
「特性関数」を含む「一般化双曲型分布」の記事については、「一般化双曲型分布」の概要を参照ください。


特性関数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 17:01 UTC 版)

ゲーム理論」の記事における「特性関数」の解説

プレイヤー集合 N の部分集合集合 2N 上に定義される実数値関数を特性関数(英: characteristic function)と呼ぶ。各提携 S ⊆ N に対して v(S)提携 S のメンバー協力することによって得られる便益総計表している。特性関数について仮定されることの多い性質として、優加法性(英: super-additivity)や凸性などが挙げられる。特性関数はプレイヤー間での効用譲渡可能な提携形協力ゲーム構成するルールである。特性関数の詳細について提携形ゲームおよび協力ゲームの項目を参照

※この「特性関数」の解説は、「ゲーム理論」の解説の一部です。
「特性関数」を含む「ゲーム理論」の記事については、「ゲーム理論」の概要を参照ください。

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