沙河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/17 14:38 UTC 版)
沙河(さが)
- 中国の地名
- 中国の河川
- 沙河 (陝西省) - 陝西省を流れる長江水系の河川。
- 沙河 (四川省) - 四川省成都市を流れる長江水系の河川。
- 沙河 (北京市) - 北京市を流れる海河水系の河川。
- 沙河 (潁河支流) - 河南省を流れる淮河水系の河川。
- 沙河 (游河支流) - 河南省を流れる淮河水系の河川。
- 汝河 - 河南省を流れる淮河水系の河川。
- 沙河 (灌河支流) - 河南省を流れる淮河水系の河川。
- 沙河 (小沂河支流) - 山東省を流れる沂沭泗河水系の河川。
- 沙河 (東魚河支流) - 山東省を流れる淮河水系の河川。
- 沙河 (安徽省) - 安徽省を流れる淮河水系の河川。
- 沙河 (雲南省) - 雲南省を流れる長江水系の河川。
- 沙河 (遼寧省) - 遼寧省を流れる遼河水系の河川。
- 沙河 (東江支流) - 広東省を流れる珠江水系の河川。
- 沙河 (陽山県) - 広東省清遠市陽山県を流れる珠江水系の河川。
- 沙河涌 - 広東省広州市を流れる珠江水系の河川。
- 沙河 (深セン市) - 広東省深圳市を流れる河川。
- 沙河 (湖南省) - 湖南省長沙市を流れる長江水系の河川。
- 沙河 (湖北省) - 湖北省を流れる長江水系の河川。
- 南澧河 - 河北省を流れる海河水系の河川。
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沙河
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 18:56 UTC 版)
沙河観測所は、北京天文台で最初の観測拠点である。元々は、それまで報時所を担っていた徐家匯天文台の施設が時代遅れとなったため、新しい報時所の建設を模索していたのが始まりである。正確な時刻の測定や測地観測は国策上緊急性の高い課題であり、北京天文台の設立が決まったとき、報時所建設にまず焦点が当てられた。昌平区沙河鎮(中国語版)の七里渠村が選ばれ、報時所が設置され、1958年から施設整備、1960年には時計や観測装置が設置され、高精度の時報提供を始めた。 天文学の観測としては、海南島におけるソ連と共同での1958年4月19日の日食観測が成功した後、そのとき使用したソ連のセンチ波望遠鏡を借用し、沙河に設置して太陽電波観測が始まった。その望遠鏡は数年後にソ連へ返還されたが、1964年に国産の3.2 cm波電波望遠鏡が完成し、翌年から定常観測が行われた。この望遠鏡は、太陽活動予報にも活用された。1970年には、10 cm波電波望遠鏡の観測機構も確立した。 一方、中国科学院地球物理学研究所の白家疃観測所で始まっていた太陽の光学観測は、1963年に彩層望遠鏡を移設し、沙河観測所に引き継がれた。その後、沙河観測所には口径60 cmの太陽望遠鏡も導入され、黒点磁場の測定などを行った。また、東ドイツから購入した40 cm双眼アストロカメラ、60 cm/90 cmシュミットカメラは、興隆観測所が開所するまでの間、沙河観測所に設置され、北京天文台の太陽以外の光学観測も始まった。 1980年代には、時間分解能が1ミリ秒という太陽の高速電波観測機構を構築し、国内各地に広がった同時観測網の中核を、沙河観測所が担った。1990年代には、ミリ波で高速観測できる広帯域電波分光計が開発され、異なる周波数帯で観測する5台の電波分光計のうち、3台が沙河観測所で運用された。 20世紀末、沙河観測所は電波障害が酷くなっており、太陽電波望遠鏡を比較的電波障害のましな懐柔太陽観測所へ移設することになり、研究観測の拠点としての沙河観測所はその役割を終えることになった。国家天文台へ改編された後、2005年に沙河観測所は、7 mドーム、60席のプラネタリウムと、教育普及用の小型望遠鏡を備えた天文学の教育拠点として生まれ変わった。
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