株式会社三越呉服店時代
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1904年12月6日 - 「株式会社三越呉服店」を設立。本店東京、資本金50万円。初代専務に日比翁助が就任。12月21日開業。顧客や取引先に三井・三越の連名で、三越呉服店が三井呉服店の営業をすべて引き継いだ案内と、今後の方針として「デパートメントストア宣言」を行い、日本初の百貨店となる。 1905年 - 年に主要新聞や雑誌等に「デパートメントストア宣言」広告掲載。日本初の自動車(配達用)を導入。 店頭に大イルミネーションが設置。 化粧品、帽子の販売を開始。 「光琳遺品展覧会」を開催。 1907年 - 日本橋本店内に食堂と写真室を開設。鞄、履物、洋傘等の取扱品目を追加。 旧越後屋跡地に大阪店開店。 「新美術部」を開設(大阪店9/15、日本橋店12/1)。 1909年 - 少年音楽隊、メッセンジャーボーイが編成される。 1911年 - ポスターの図案を懸賞公募。写真室にカラー写真導入。 電話による注文受付開始。 大阪店 木造30mの飾り窓付き2階建新館が落成。 1913年 - 帝国劇場のパンフレットに広告。「今日は帝劇、明日は三越」のコピーが流行。 1914年 - 日本橋本店 ルネッサンス様式の新館 落成。鉄筋地上5階・地下1階建てで「スエズ運河以東最大の建築」と称され、アール・デコ調の内装と合わせ建築史上に残る傑作といわれた。新築から後の昭和の増改築まで横河工務所が一貫して行い、その多くは中村伝治が主担当であった。 日本初のエスカレーターと、エレベーター、スプリンクラー、全館暖房などの最新設備が備えられた。 屋上庭園、茶室、音楽堂、正面玄関に「ライオン像」などを設置。 「第一回再興院展」を開催。 1916年 - 金字塔に天気予報信号旗を掲揚。テレスコープ設置。 1917年 - 大阪店新館が開店し地下1階地上7階の大阪最大のルネッサンス式建物となる。日本橋本店の中央ホールに巨大扇風機が設置される。 1920年 - 大阪店が東館完成により全館開店。 1921年 - 大阪店、西日本の百貨店では初の下足預かり廃止。 1923年8月5日 - 日本橋店にて日本初のデパートのバーゲンセール開催。関東大震災により日本橋本店と丸ノ内別館 焼失。 1925年 - 大阪店屋上にて大阪放送局(現NHK大阪放送局)が仮放送開始。 1927年 - 日本橋本店に三越ホール(現三越劇場)を開設。日本初のファッションショー開催。美容室設置。
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