時代劇復興とは? わかりやすく解説

時代劇復興

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:50 UTC 版)

岡田茂 (東映)」の記事における「時代劇復興」の解説

柳生一族の陰謀』(1978年)は、岡田深作日下部三人の話で、「久しぶり時代劇やりたい山本薩夫の『忍びの者』(1962年大映みたいなのはどうや」という岡田一言切っ掛けスタートしたもの。かつては時代劇切り捨て辣腕振るったが、本作大ヒット東映は「時代劇復活」の狼煙上げた詳細は「柳生一族の陰謀 」を参照 元気づいた錦之助はこの後、同じ深作欣二監督で『赤穂城断絶』をやったが、錦之助が深作言うことを聞かず深作の方が岡田降りたい、と泣きついてきたが、今度深作を何とか説得して完成させた。1996年萬屋文化庁から表彰されるになった際、萬屋真っ先にこの件を岡田報告し感謝したという。岡田は、晩年の錦之助を歌舞伎の家流に定着させようとして『俺が言っておくから、松竹永山武臣会長ところに行ったらどうだ。そうすれば一門の人たちも助かるだろうし、お母さんも喜ぶだろう』と言ったが、錦之助は『俺は映画の錦之助として死にたいと言ったという。 1996年パーフェクTV!1997年ディレクTV開局CSチャンネル一気増え、「こんなにたくさんのチャンネル誰が見るんだ」と、専門色を出さないといけないだろうなと考えていたところ、1997年C.A.L加地隆雄社長岡田訪ねて来て、「時代劇一つチャンネル開きたいんだ。いま時代劇衰退だといわれとるから時代劇守りたいんだ」と訴えたため、「分かった加地君がそういうならやろう」と、多チャンネル時代視野にいれ〈人気低下目立ち始めた時代劇復活〉を掲げC.A.L電通組み岡田音頭執り東映C.A.L以外に時代劇コンテンツを持つ国際放映三船プロユニオン映画Gカンパニーに声をかけ、1997年11月14日加盟6社で「時代劇コンテンツ推進協議会」を立ち上げ会長就任各社の持つ時代劇コンテンツ各種メディア供給の他、加盟6社が持つ映画やテレビ時代劇ソフトのデータベース作り管理著作権への対応、海外へ作品供給等、膨大な過去財産からビジネス・チャンス作り出し日本独自文化である時代劇維持再発展を目標にした。時代劇映画製作構想もあった。 当時日本テレビ時代劇ドラマが、明石家さんまバラエティ衣替えしたり、テレビの時代番組はどれも視聴率10%前後苦戦強いられ時代劇取り巻く環境年々厳しさ増していた。岡田は「確かに今はトレンディドラマバラエティ押され気味ですが、プロ野球見ている人は年配層だし、お年寄り時代劇ファンはまだ多い筈です。一社番組を売るより、みんなで協力した方がいい。今は苦しくとも、長い目で見れば時代劇見直される日は必ず来ると思います」と述べた島野功は「協議会メンバー時代劇マンネリ化させた張本人たちです」と皮肉った1997年12月1日からディレクTVでワンダーキャストが経営する委託放送事業時代劇チャンネル」に対す作品供給始め、同チャンネルトップクラス人気誇った多チャンネル時代のソフト確保は、著作権問題課題で、これ以後衛星放送時代劇ソフトを巡る動き急展開した。1998年5月7日東宝松竹協議会参加決め、これにより国内時代劇係る製作会社関連ソフトを持つほとんどが同協議会への加入した1998年7月からスカパー!の「時代劇専門チャンネル」を運営するスカイエンターテインメント社(現・ジェイ・スポーツ)にも同協議会から番組供給した

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