新幹線岡山開業後
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1972年(昭和47年)3月15日:山陽新幹線の新大阪駅 - 岡山駅間が開業。これに伴うダイヤ改正により、以下のように変更。新幹線開業区間における輸送は多くが新幹線に振り替えられることになったことから、「うずしお」は全廃、「鷲羽」も夜行1往復を残して廃止となる。 「砂丘」・「しんじ」の宇野駅乗り入れも廃止。 「瀬戸」は1往復に統合し特急へ格上げ。 それらの列車の代替として途中茶屋町駅のみ停車する快速列車が岡山駅 - 宇野駅間にほぼ1時間間隔で運行を開始(通称「宇野快速」)。快速列車は「鷲羽」で運用されていた153系を転用し、グリーン車も連結した。なお、153系は現行の「サンライナー」に相当する山陽本線岡山駅 - 三原駅間の快速列車にグリーン車も営業して使用された。その後、混雑を緩和するために快速列車は宮原電車区(現:網干総合車両所宮原支所)所属の113系に置き換えられ、153系は山陽本線快速主体の運用となる。113系編成の送り込みのため大阪駅 - 岡山駅間の直通普通列車(大阪駅 - 西明石駅間快速)が設定され、宇野線快速のグリーン車廃止・岡山電車区移管後も、直通普通列車は網干電車区(現:網干総合車両所本所)に移管の上で民営化初期まで運転されていた。 1980年(昭和55年)2月13日:京阪神地区の増発に宮原電車区の113系を、また横須賀線・総武快速線直通運転開始に際して113系グリーン車をそれぞれ捻出する必要が生じたことと、国鉄の度重なる運賃・料金の値上げから利用が減少したことにより、快速列車のグリーン車を夜行急行「鷲羽」の間合い運用であった1往復をのぞいて廃止、車両も岡山電車区に新製配置された115系1000番台に置き換え。 10月1日:利用客の減少により夜行急行「鷲羽」を廃止。これにより間合い運用されていた快速列車1往復も115系に代替され、快速列車のグリーン車は全廃。 1985年(昭和60年)3月14日:快速列車の一部が妹尾駅に停車。 1987年(昭和62年)3月22日:翌年の瀬戸大橋の完成を前にして快速列車に115系に代わって213系の使用を開始。 4月1日:快速列車に「備讃ライナー」の愛称を命名、1号車(高松方先頭車)は指定席とされる。
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