接骨木

デジタル大辞泉

せっこつ‐ぼく【接骨木】

読み方：せっこつぼく

ニワトコの別名。葉や花を漢方薬とする。

にわ‐とこ〔には‐〕【接^＝骨^＝木／庭常】

読み方：にわとこ

レンプクソウ科の落葉低木。山野に自生。枝の内部に白い髄があり、葉は長楕円形の小葉からなる羽状複葉。春、白色の小花が円錐状に咲き、実は赤く熟す。幹や枝を消炎・利尿薬に、花を発汗に用いる。庭木とする。《季 春》「—の花咲けり何かにまぎれんと／秋を」

撮影・広瀬雅敏

難読語辞典

接骨木

読み方：ニワトコ（ｎｉｗａｔｏｋｏ），　セッコツ（ｓｅｋｋｏｔｓｕ），　キタズ（ｋｉｔａｚｕ），　セッコツボク（ｓｅｋｋｏｔｓｕｂｏｋｕ），　タズノキ（ｔａｚｕｎｏｋｉ），　ニワトコギ（ｎｉｗａｔｏｋｏｇｉ）

すいかずら科の落葉灌木

世界宗教用語大事典

にわとこ 【庭常・接骨木】

スイカズラ科落葉大低木。北欧では不死の象徴とされ、精霊が住むとして伐採や薪にすることを禁じた。だがキリスト教伝説では、キリストがかけられた十字架も、裏切り者ユダが首をつった木も、この木だったとし、不吉な木とする。魔女の木とする地方もあり、この木で作った揺りかごに赤ん坊を入れると魔女に殺されるという俗信もある。日本では正月の祝い棒にする。茎葉や実の煮汁は風邪薬。花言葉は「同情・熱意」。→ 祝い棒

薬用植物一覧

ニワトコ

科名： スイカズラ科 別名： - 生薬名： セッコツボク（接骨木） 漢字表記： 庭常 原産： 中国 朝鮮 用途： 山地の湿地帯に自生する落葉低木。夏に果実が赤く熟します。民間では、花や葉を乾燥させて解熱・発汗・利尿などに用います。葉の粉末を黄柏末とあわせて練ったものを打撲に用いたので、接骨木の別名があります。 学名： Sambucus sieboldiana Bl. ex Graebn.

植物図鑑

にわとこ (接骨木)

●わが国の本州から四国・九州、それに朝鮮半島や中国に分布しています。山野の林縁に生え、高さは５メートルほどになります。葉は奇数羽状複葉で、４月から５月ごろ、円錐花序に淡黄白色の小さな花をたくさん咲かせます。果実は梅雨のころに暗赤色に熟します。名前は、鶏の止まり木として使ったことから。また別名の「せっこつぼく（接骨木）」は、小枝の黒焼きを骨折したときに湿布として用いたことに由来します。
●スイカズラ科ニワトコ属の落葉低木で、学名は Sambucus racemosassp. sieboldiana。英名は Japanese elderberry。

スイカズラのほかの用語一覧

ツクバネウツギ：	衝羽根空木
ニワトコ：	そくず  大接骨木  接骨木  西洋接骨木  西洋赤実接骨木
リンネソウ：	リンネ草

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植物名辞典

接骨木

読み方：ニワトコ（ｎｉｗａｔｏｋｏ），　キタズ（ｋｉｔａｚｕ），　セッコツボク（ｓｅｋｋｏｔｓｕｂｏｋｕ），　タズノキ（ｔａｚｕｎｏｋｉ），　ニワトコギ（ｎｉｗａｔｏｋｏｇｉ）

スイカズラ科の落葉低木、園芸植物、薬用植物

学名 Sambucus sieboldiana

地名辞典

接骨木

読み方：ニワトコ（ｎｉｗａｔｏｋｏ）

所在 栃木県那須塩原市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ウィキペディア

ニワトコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/09/30 23:38 UTC 版)

ニワトコ（接骨木、庭常、学名: Sambucus racemosa subsp. sieboldiana）はガマズミ科ニワトコ属の落葉低木または小高木。別名セッコツボク。山菜や民間薬に利用される。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

接骨木

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 03:47 UTC 版)

和語の漢字表記

接骨木（にわとこ）

1. にわとこを参照。

Weblio日本語例文用例辞書

「接骨木」の例文・使い方・用例・文例

• 接骨木という植物