技術試験衛星I型「きく」とは? わかりやすく解説

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きく

分類:人工衛星


名称:技術試験衛星I型「きく」/Engineering Test Satellite-I(ETS-I)
小分類:技術開発・試験衛星
開発機関・会社:宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
運用機関会社:宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げ年月日:1975年9月9日
運用停止年月日:1982年4月28日
打ち上げ国名機関:日本/宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))
打ち上げロケット:N-I
打ち上げ場所:種子島宇宙センター(TNSC)
国際表記番号:1975082A

きくは、宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))としての初めての人工衛星です。打ち上げロケットであるN-Iロケットにとっても、きくの打ち上げ初めてのミッションでした。また、技術開発・試験衛星とは、各種人工衛星開発宇宙活動必要になる技術について、実際に宇宙へ打ち上げてその機能・性能確認するための衛星です。きくも、衛星打ち上げ技術軌道投入技術など、人工衛星打ち上げ必要な技術習得目的としています。
きくはスピン安定方式姿勢制御しミッション期間は3ヵ月でした。

1.どんな形をして、どんな性能持っているの?
直径約80cmの26面体で、重量は約82.5kgです。伸展アンテナ実験装置(STEM)を搭載してます。

2.どんな目的使用されるの?
技術試験衛星として、打ち上げ環境測定や、定常時の衛星動作特性および環境測定、距離および距離変化率測定伸展アンテナ伸展実験おこないました。

3.宇宙でどんなことをし、今はうなっているの?
衛星軌道投入後機能性能確認おこない、正常であることを確認しました。Nロケット性能確認打ち上げおよび衛星追跡管理技術確立など、所期成果得られました。
1982年4月28日運用停止しました

4.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
きく2号きく3号きく4号きく5号きく6号きく7号(おりひめ・ひこぼし)、きく8号あります

5.どのように地球を回るの?
高度約1,000km、傾斜角約47.0度、周期106分の円軌道です。

参考文献:大林辰蔵監修日本宇宙科学19522001東京書籍発行




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