所在地をめぐる諸説とは? わかりやすく解説

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所在地をめぐる諸説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/04 02:40 UTC 版)

馬援銅柱」の記事における「所在地をめぐる諸説」の解説

越南ベトナム)において南漢独立すると、馬援銅柱についての記述は、歴史書から消えていった。1272年に蒙越戦争中国語版)の休戦結ばれた際、元の世祖クビライ)は越南に人を派遣し馬援銅柱位置を探させた。しかし、大越陳朝皇帝陳聖宗からの使いは、「埋没して多年経っており、どこにあるかは分からず探し出せません。この件は分からないままということ終わりにします(歳久湮沒不知何処無法找回。此事最終了了之)」と述べたという。 馬援銅柱現存していないが、6世紀はじめに成立した北魏酈道元著作水経注』には、それが象林県(中国語版)の南部にあった述べており、また、15世紀前半成立した黎崱(中国語版)の『安南志略(中国語版)』は欽州の古洞上にあるとしており、17世紀後半成立した大越史記全書』もこの欽州古洞説に沿った説明をしているが、19世紀ベトナム側文献である『欽定史通綱目中国語版)』は富安省フーイエン省)に所在していたとしている。 なお、阮朝の高春育(中国語版)が編纂した大南輿誌要編』の中では、富安省域内遺跡がないことを根拠として、馬援建てたという話は史実ではないとしている。ベトナムの歴史学者ダオ・ズイ・アイン陶維英)は、現代ゲアン省のヌイタイン(Núi Thành / 𡶀成)に馬援銅柱があったとしている。

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所在地をめぐる諸説

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/10 04:06 UTC 版)

松原客館」の記事における「所在地をめぐる諸説」の解説

松原客館所在地について考古学上の決定的な物的証拠が見つかっておらず、伝承歴史地理学的な見地から、以下のようにいくつかの説が提示されている。 櫛川遺跡 - 現在の別宮神社付近神社前の発掘調査では平安時代祭祀遺跡がみられ、異国人入国際し祓い儀式行なった跡とも考えられている。銅銭、小鏡、鈴、須恵器などが出土している。 松原遺跡 - 気比の松原一帯砂浜砂丘発達に伴い古代から現在にかけて徐々に北進しており、3列の浜堤形成している。平安時代南側1・2目付近の浜堤現在の県立敦賀高校付近)が海岸線であった。この付近から製塩土器須恵器銅銭出土している。 神明神社 - 現在地松島町ではなく、旧所在地松栄町福井地方法務局敦賀支局付近。客館の跡地であるという伝承がある。 来迎寺永建寺付近 - 近世松中付近現在の松島町二丁目付近にあたる。空中写真標高検討から、古代には笙の川河口大きな入り江となっており、この付近入江の西の浜堤岬上に相当する推定する異国からの使節隔離し入江東側気比神宮からも見通しがよく適地とする。 気比神宮北 - 神宮の北側入江があった可能性がある。 気比神宮西 - 神宮の西に「館出口」「館ノ腰」という小字名があること、および神宮宮司が客館の管理行なったならば、すぐ近くにあったはずであるとの理由千田稔の説)。 中遺跡 - 敦賀インターチェンジ付近古墳群弥生時代遺跡から近く平安時代遺物多量に出土している。 金ヶ崎 - 客館管理担った気比神宮近く、かつ客館は景勝の地であるべきとの見地から金ヶ崎付近とする(蘆田伊人の説)。 西福寺 - 松原西端井ノ口川付近にも古代入江があった可能性、そこから近いことと、寺伝によれば開創時に和同開珎133出土した

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