微胞子虫とは? わかりやすく解説

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微胞子虫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/10 10:21 UTC 版)

微胞子虫(びほうしちゅう、Microsporidia)はさまざまな動物の細胞内に寄生する単細胞真核生物の一群で、これまでに1500種から1600種程度が知られている。昆虫甲殻類魚類ヒトを含む哺乳類などに感染する病原体が多く含まれている。かつては粘液胞子虫(現在は多細胞動物起源とされる)とともに原生動物胞子虫綱、あるいは極嚢胞子虫綱に入れられたが、現在では極めて特殊化した菌類だと考えられ、独立な分類群と考えられている。




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微胞子虫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/18 16:59 UTC 版)

アーケゾア」の記事における「微胞子虫」の解説

微胞子虫門全て寄生性であることから、同様に二次的にミトコンドリア喪失した可能性考えられた。パラバサリアとは違って、微胞子虫はヒドロゲノソーム発達したゴルジ体持っていない上、リソソーム鞭毛中心小体をも欠いていて、微細構造観点からはかなり単純だといえるが、これも寄生適応失った考える事が可能である。1993年頃よりイントロンスプライシング装置存在することが知られるようになり、これもより派生的な生物寄生適応により縮退した可能性示唆した1997年にはミトコンドリア型シャペロン存在が明らかとなったタンパク質アミノ酸配列用いた系統解析によって真菌との近縁性が強固に示され、これはキチン質細胞壁を持つ事など様々な共通性によって支持されることから、1998年に微胞子虫はアーケゾアから取り除かれた。その後、微胞子虫もマイトソームを持つ事が2002年示されている。

※この「微胞子虫」の解説は、「アーケゾア」の解説の一部です。
「微胞子虫」を含む「アーケゾア」の記事については、「アーケゾア」の概要を参照ください。

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