平沼家の人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 10:22 UTC 版)
平沼助右衛門 演:加藤嘉 銑次の父。厳格な性格の典型的な会津武士。藩に全てを捧げる事が生き甲斐でもあったのだが、廃藩置県による斗南藩(旧会津藩)の消滅に衝撃を受け、次第に精神を蝕まれていく。 平沼もえ 演:佐々木すみ江 銑次の母。会津戦争の際、藩士家族の総籠り(籠城)を前に、千代と身重の玲には「どこまでも生き抜いていかねばならぬ」と諭し、城へは上がらずに遠隔の炭焼き小屋へ避難するように指示、自分は松子と共に平沼家に残ると告げる。 平沼松子 演:浦辺粂子 銑次の祖母。平沼家では、家長である息子の助右衛門に対して(面と向かってではないが)口答えできる唯一の存在。会津戦争の際、嫁のもえと共に平沼家に残る。 平沼亨 演:横内正 平沼家の長男。銑次の兄。会津戦争で負傷、生き恥をさらし続ける事に苦しみ、また、米沢藩への援軍要請の使者に出る銑次を励ます為にある行動を取る。 平沼玲 演:香野百合子 亨の妻。会津若松籠城戦の最中の激しい戦火の中で保子を出産する。斗南藩消滅後は一家と別れ、保子を連れて会津へ戻る。十数年後、北海道にて千代や銑次と再会する。 平沼鉱造 演:永島敏行 平沼家の三男。銑次の弟。上京後は学問を志し、会津を攻めた土佐の板垣退助の書生となる。徴兵令が届くと「進んで兵隊に行きたい訳ではない事を示す」為に自宅から町中を引きずられながら入隊。西南戦争で手柄を立て、やがて軍人として身を立てていく。 平沼(苅谷)千代 演:大竹しのぶ 平沼家の長女。銑次の妹。さまざまな不幸に遭いながらも健気に強く生きて行く会津の女。銑次を通して知り合った嘉顕と恋に落ち、結婚する。 平沼保子 演:熊谷美由紀 亨と玲の娘。会津若松篭城攻防戦の最中の激しい戦火の中で生まれ、過酷な斗南の暮らしの中での平沼家の人々の唯一の光と希望であった。玲と共に渡った北海道の入植地で成長し、後に医学を志す。 龍子 演:岸本加世子 瑞穂屋卯三郎の姪。日本で最初の女学校に通う新時代の娘。後に鉱造と結婚。
※この「平沼家の人々」の解説は、「獅子の時代」の解説の一部です。
「平沼家の人々」を含む「獅子の時代」の記事については、「獅子の時代」の概要を参照ください。
- 平沼家の人々のページへのリンク