帰国と結婚発表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:58 UTC 版)
2021年9月27日、3年2か月ぶりにニューヨークから帰国した。到着した成田空港では厳戒態勢が敷かれ、警視庁や千葉県警、神奈川県警の警察官および空港職員など関係者約70人が対応に追われた。 2021年10月1日、宮内庁は定例の記者会見において、10月26日に眞子内親王と結婚することを正式に発表した。納采の儀や朝見の儀などの皇族の結婚関連儀式および結婚式など一般家庭の家と家の行事については、秋篠宮文仁親王が望んだ「多くの人が納得し、喜んでくれる状況」ではないことから、一切執り行われないことに加えて、一時金の支出も行われないという異例の事態となった。 2021年10月26日、午前10時ごろ、宮内庁の職員が代理で婚姻届を役所に提出、受理され、婚姻が成立した。民間人との婚姻により眞子内親王は皇籍を離れ、小室眞子となった。同日午後2時ごろ、都内のホテルで結婚記者会見が開かれた。二人はそれぞれ「私にとって圭さんはかけがえのない存在です。そして、私たちにとって結婚は、自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした」「私は眞子さんを愛しております。一度きりの人生を、愛する人と共に過ごしたいと思っています」と結婚への思いを語り、冒頭10分間の読み上げが終わると、事前に記者から提出された質問状に対する回答文書を配布し、速やかに退室した。また、これまでの数年間、虚偽の情報の流布や誹謗・中傷が継続して行われてきたことに悲痛な思いを述べており、眞子や自身の母親が心身に不調をきたしているなどの悪影響について触れ、母親に至っては勤め先の退職を余儀なくされるほど「身の危険を感じながら過ごしています」と、厳しい状況を案じていることを明かした。さらに、小室家の金銭トラブルへの対応や突然の留学への関与について眞子は、「一部の方はご存知のように、婚約に関する報道が出て以降、圭さんが独断で動いたことはありませんでした」と明言した上で、皇族時代に自身の意向による「直接介入」があった事実を認める形となった。 結婚を受けて秋篠宮夫妻は「皇室としては類例を見ない結婚となりました」、佳子内親王は「2人が結婚できたことを嬉しく思っています」と文書でコメントを公表した 2021年10月29日、同年7月に初受験したニューヨーク州司法試験の合格者の一覧が州の司法試験委員会のウェブサイトで公表されたが、同サイトには小室圭の名前は記載されず、翌日までに不合格であったことが報道を通じて本人側より明かされた。全受験者の合格率は63%、初めての受験者の合格率は約78%だった。 2021年11月12日、妻である小室眞子のパスポートやビザの取得など必要な手続きが完了したとして、2日後の11月14日に夫婦揃ってニューヨークへ出国することが報じられた[77]。同日午後7時半過ぎ、都内の法律事務所で母親の元婚約者の男性と面会し、母親との金銭トラブルについて最終的に解決することを相互に確認したと小室家側の代理人弁護士が明かした。 2021年11月14日、夫婦でニューヨークへ渡った。出国時の羽田空港では貴賓室から搭乗し、到着先のジョン・F・ケネディ国際空港ではニューヨーク市警察や空港職員に警備されながら、混乱を避け迅速に入国できるよう配慮がなされた。ほどなくして同年9月に入所した法律事務所に復帰し「法務助手」として勤務している。 2022年4月14日、同年2月に実施され、前回同様にウェブサイトで公表のあったニューヨーク州司法試験の合格者リストに、同司法試験の再受験を試みていた小室圭の名前はなかった。全受験者の合格率は45%、再受験者の合格率は30%であった。関係者の話によると、本人は翌日までに「不合格だった」と周囲に伝えていたといい、同年7月に実施される次の試験を受ける意向を示したとされる。
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