實質

実用日本語表現辞典

実質

実質（じっしつ）とは、事物の本来の内容や性質を指す言葉である。形式や外見だけでなく、そのものが持つ根本的な特徴や機能を意味する。例えば、法律や契約においては、形式上の文言ではなく、その背後にある意図や実際の効力が実質として重視される。また、経済学では、名目上の数値ではなく、物価変動などを考慮した実質的な価値が分析の対象となる。この用語は、物事を深く理解する際に、表面的な側面を超えた核心を捉えるために用いられる。

（2024年1月26日更新）

デジタル大辞泉

じっ‐しつ【実質】

読み方：じっしつ

１ 実際に事物に備わっている内容や性質。「形式ばかりで—が伴わない」⇔形式。

２ 臓器の本来の生理機能を営む組織。→間質(かんしつ)

[補説] 「実質的に」の意で、副詞的に用いられることもある。「両者は—同じと考えられる」

PDQ®がん用語辞書

実質

【仮名】じっしつ
【原文】parenchyma

ある臓器に必須の部分またはその機能を担っている部分のこと。

ウィキペディア

実質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/04/25 06:07 UTC 版)

ウィキペディアには「実質」という見出しの百科事典記事はありません（タイトルに「実質」を含むページの一覧/「実質」で始まるページの一覧）。 代わりにウィクショナリーのページ「実質」が役に立つかも知れません。wikt:Special:Search/実質

関連項目

• 実質的支配者

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

実質

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 11:41 UTC 版)

名詞

実 質 (じっしつ)

1. 実際の内容や性質。
2. 臓器のうち本来の機能をになう部分。

関連語

• 対義語: 名目、（臓器）間質
• 派生語: 実質的
• 類義語: 中身、実態、本質、内容

翻訳

• 英語: substance ^(en), essence ^(en)

副詞

実 質 (じっしつ)

1. 実質的に、本質的に、事実上。

Weblio日本語例文用例辞書

「 実質」の例文・使い方・用例・文例

• 彼の提案は実質上命令であった
• 彼女は実質上その会社の社長だ
• 株の実質的な価値
• 実質賃金
• 実質を伴わない変化
• 実質的な値においては
• 物体の実質性
• 「実質月替わり商い」とは株券の引渡しと購入代金の支払いが翌月実行されることを意味します。
• 日本では過去10年で実質賃金が大幅に下がった。
• パスゴール理論は実質的に、上司と部下が存在する事業部署全てに適用することができる。
• 実質所得は、物価上昇率を差し引いて計算されている。
• 裁判所は二つの商品の間に実質的類似性を認めた。
• あの勝負は実質的には君が勝っていた。
• このセミナーの実質的な日程は何日ですか？
• この提案は実質的にそれの反対を意味する。
• その試合は実質的には君が勝っていた。
• 彼は実質的な支配者だった。
• 実質5%の値引きとなりますが、販売数の増加によって売上は伸びる見込みです。
• 期間中にご契約頂くと実質5万円がキャッシュバックされます。
• 実質的な減収の影響で従業員の労働意欲の低下が目立っています。