妖怪漆喰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 04:00 UTC 版)
「ぬりかべ (ゲゲゲの鬼太郎)」の記事における「妖怪漆喰」の解説
体を構成する漆喰を泥状にして、敵を塗り込み固めることができる(表現上セメントのように見える事もある)。この漆喰を扱う時はどこからともなく左官のコテを出して使う。 アニメ第5作ではその技量で左官屋の様に建物の建築・修繕をしたり、87話で自分と体質が似た西洋妖怪ゴーレムの修復を行っている。 第6作69話では全身を泥状にして決壊寸前のダムの傷を塞いだ。 塗り込む 敵を取り押さえて体内に塗り込む(自分より巨大な体躯の敵は塗り込めないが、身長か体の厚みを少々上回る程度なら可能)。アニメ第4、5作のように設定はあるが劇中では未使用の場合もある。 「朝鮮魔法」で初使用したが、この時は塗り込んだ石像に潜んでいたぬっぺらぼうに逃げ出されたり、彼らの“魔法”(正体は透明な巨大ぬっぺらぼう)を塗り込めず腹を蹴破られたりして失敗した。「血戦小笠原」にてアササボンサンを仕留めたのが初成功である。 アニメ第3作第54話ではベリアルを塗り込もうとしたが、脱出され失敗した。 実写映画第1作では気狐の一体を体に塗り込んでいる。 アニメ第6作第12話では八百八狸の一匹を胸から上だけ出して塗り込み尋問した。第37話ではヴィクター・フランケンシュタインの下半身を塗り込むが、バックベアードが鬼太郎に倒された後に魔法石で逃亡された。 「決戦 愛宕山」でがしゃどくろを塗り込んだ直後は、大食の後のようにげっぷをした。 またこの応用で荷物などを体内に収めることもできるようで、アニメ第3作12話では多数のミカンを持参し、第5作13話では子ぬりかべ達は母親(ぬりかべ女房)の体内から現れている。 ぬりかべ封じ 体から漆喰を削り取って敵に直接塗り付けたり、投げ付けて固める。アニメ第3作70話と103話で使ったが、2回とも敵に騙されての仲間割れという状況だった。 また、第5作87話ではこれを応用してゴーレムの傷の応急処置を行っている。 再生能力 大穴を開けられるほどの重傷を負わされても(「朝鮮魔法」「石妖」など)、縫合したり漆喰で埋めたりして修復できる。アニメ第3作103話では白粉婆の燃える白粉、第6作27話では狼男ヴォルフガングの拳でバラバラに砕かれたが、各話戦いの後では(後者ではヒビが残っていたものの)立てるほどに再生していた。ただし原作や第1作の「妖怪大戦争」で吸血鬼軍団に血を吸い尽くされた後はかなり長期に渡って欠場しており、片や同じ吸血でも第3作46話で吸血象にやられた時は一話の内に復活していることから、シリーズや負傷の性質によって再生力に差がある模様。第6作63話でもあしまがりの攻撃を受けて体がボロボロになっていたが、事件後は完全に修復されていた。
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