妖怪大戦争
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1968 |
配給: | 大映 |
スタッフ | |
監督: | 黒田義之 クロダヨシユキ |
脚本: | 吉田哲郎 ヨシダテツオ |
企画: | 八尋大和 |
撮影: | 今井ひろし イマイヒロシ |
美術: | 太田誠一 オオタセイイチ |
加藤茂 カトウシゲル | |
編集: | 谷口登司夫 タニグチトシオ |
録音: | 林土太郎 ハヤシツチタロウ |
スクリプター: | 都筑輝孝 |
スチール: | 大谷栄一 オオタニエイイチ |
照明: | 美間博 ミマヒロシ |
キャスト(役名) |
青山良彦 アオヤマヨシヒコ (真山新八郎) |
川崎あかね カワサキアカネ (千絵) |
大川修 オオカワオサム (大館伊織) |
内田朝雄 ウチダアサオ (大日坊) |
木村玄 (川野佐平次) |
神田隆 カンダタカシ (磯部兵庫) |
若井はんじ ワカイハンジ (門番) |
若井けんじ ワカイケンジ (門番) |
西川ヒノデ ニシカワヒノデ (下役人) |
毛利郁子 モウリイクコ (ろくろ首) |
橋本力 ハシモト (ダイモン) |
黒木現 (河童) |
花村秀樹 ハナムラヒデキ (雲外鏡) |
行友圭子 (二面女) |
沖時男 オキトキオ (安蔵) |
伴勇太郎 バンユウタロウ (供侍) |
井上ヒロミ イノウエヒロミ (しのぶ) |
渡辺幸保 ワタナベユキヤス (茂市) |
神田真里 カンダマリ (お咲) |
解説 |
「妖怪百物語」の吉田哲郎が脚本を執筆し、同じく特撮ものを得意とする黒田義之が監督した妖怪シリーズ第二作。撮影は「二匹の用心棒」を担当した今井ひろし。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
一七五一年の夏のある日天下泰平の伊豆半島に、突然雷鳴がとどろき、黒い塊がすさまじい勢いで下りて来た。それは、バビロニアの遺跡から現われた鬼面獣身に翼をもつ妖怪・吸血鬼ダイモンの襲来だった。エネルギー源を人間の生血にもとめるダイモンは浜辺で釣をしている代官磯部兵庫の血を吸って、兵庫に乗り移り、この地をわがものにしようとしたのだった。兵庫の娘千絵や、代官所の役人真山新八郎らは、神棚や仏壇を薙刀で微塵にする兵庫の変貌に驚いた。すっかり代官になりすました妖怪ダイモンを最初に発見したのは、代官所の他に棲みつく河童だった。河童は外国の妖怪に挑戦したものの、ダイモンの魔力は絶大で、その敵ではなかった。河童は、命からがら妖怪仲間の棲む古寺に駈込みダイモンの恐しさを説明したが、その奇怪な話を誰も信用しなかった。ダイモンは代官所の用人や腰元の血を吸い魂を奮っていった。新八郎は、これらを魔性のものの仕業と確信し、修験者大日坊に悪魔退散の祈祷を頼んだ。だが、ダイモンの魔力によって黒焦げの死体にされる始末だった。新八郎は、残された破魔の弓と守り札を握りしめ復讐を誓った。一方、ろくろ首や油すましらの妖怪たちは、茂市兄妹が血を求める妖怪代官から逃れ、助けを求めて来たことからはじめてダイモンを知った。妖怪仲間の知恵者青坊主は、それがバビロニアの吸血ダイモンであることを説明し、妖怪たちは秘策を練って代官所に連れ去られた女や子供の救出に乗りだした。新八郎も単身で挑戦したが、ダイモンの構える魔笏には、かなわなかった。だが窮地に追い込まれた新八郎が放った破魔の弓は、ダイモンの目に命中した。傷ついたダイモンは、一層凶暴さを増した。そしてダイモンの魔手が、次々と妖怪たちにのびてきた。やがて、仲間の危機を救うべく、日本中の妖怪が呼び集められ、吸皿妖怪ダイモンとの間に決戦の火ぶたが切って落された。妖怪たちは空からも海からもそして陸からも秘術の限りを尽して攻撃し、ついにダイモンを、撃滅したのだった。 |
妖怪大戦争
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 2005 |
配給: | 松竹 |
解説 |
ひょんなことから“麒麟送子”と呼ばれる正義の味方に選ばれた少年が妖怪たちと力を合わせ、人類を滅ぼそうとする魔人と戦う姿を描いた冒険ファンタジー。監督は「IZO」の三池崇史。荒俣宏による同名原作を基に、三池監督と沢村光彦、板倉剛彦が共同で脚色。撮影を「鉄人28号 tetsujin28」の山本英夫が担当している。主演は「ZOO/SO far そ・ふぁー」の神木隆之介。角川グループ創立60周年記念作品。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
両親の離婚に伴い、母・陽子の実家のある鳥取の田舎町に暮らしている10歳のタダシは、神社のお祭りでその年の“麒麟送子”に選ばれる。麒麟送子とは、世界に平和をもたらす正義の味方で、それに選ばれた子供は大天狗が守る伝説の聖剣を取りに山の洞窟に行かなくてはならないのだが、臆病者のタダシにはそれが出来ない。ある夜、タダシのじいちゃんが書置きを残し、姿を消してしまった。心配するタダシは、じいちゃんが待つ大天狗の穴へ急ぐもそれは彼の勇気を試す麒麟送子の先導役である妖怪“猩猩”とその仲間の“川姫”と“川太郎”だった。実は、彼らは、人間に捨てられた機械などの廃棄物の怨念と日本古来の妖怪たちとを大怨霊“ヨモツモノ”の力で混ぜ合わせた、新種の悪霊“機怪”を使って人類を壊滅させようとしている、古代先住民族の怨念の蘇りである魔人・加藤保憲の計画を阻止する為、麒麟送子に力を貸して欲しいと思っていたのだ。こうして、妖怪たちに悪意が無いと分かったタダシは、彼らと共に大天狗の洞窟で聖剣を取ることに成功する。ところが、そこへ乱入して来た加藤の手先である鳥刺し妖女“アギ”らによって剣を折られ、タダシになついていた“すねこすり”も拉致されてしまった。加藤の卑劣なやり方に、悪霊軍団に戦いを挑む決意をするタダシ。そんな矢先、ヨモツモノが取り憑いた機怪工場が首都・東京へ向けて飛び立った! 後を追うタダシたちは、アギに捕らえられていた刀鍛冶の妖怪“一本ダタラ”に聖剣を打ち直して貰うと、お祭りと勘違いして東京に集まって来た日本全国の妖怪たちと力を合わせ、果敢にも加藤に挑んでいく。そして壮絶な戦いの末、遂に“小豆洗い”の小豆パワーで加藤を倒すのだった。それから十数年後、大人になったタダシは今も母の実家で暮らしている。しかし子供時代とは違い、彼にはもう妖怪たちの姿は見えなかった。 |
妖怪大戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 07:24 UTC 版)
妖怪大戦争(ようかいだいせんそう)
[続きの解説]
「妖怪大戦争」の続きの解説一覧
- 1 妖怪大戦争とは
- 2 妖怪大戦争の概要
固有名詞の分類
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