基肄城

デジタル大辞泉

きい‐じょう〔‐ジヤウ〕【基肄城】

読み方：きいじょう

現在の佐賀県三養基(みやき)郡基山(きやま)町と福岡県筑紫野市にまたがってあった古代の朝鮮式山城。白村江(はくそんこう)の戦いに敗れたのを機に、大宰府防衛のために築かれた。全長4.3キロに及ぶ土塁や、谷をふさぐ大規模な水門などが残る。

品種登録データベース

基肄城【ｷｲｼﾞｮｳ】（果樹）

	登録番号	第5201号
	登録年月日	1996年 10月 15日
	農林水産植物の種類	かき
	登録品種の名称及びその読み	基肄城 　よみ：ｷｲｼﾞｮｳ
	品種登録の有効期限	18 年
	育成者権の消滅日	2005年 10月 16日
	品種登録者の名称	鳥栖基山農業協同組合
	品種登録者の住所	佐賀県鳥栖市神辺町９５番地３
登録品種の育成をした者の氏名	寺崎至
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は，育成者のほ場（佐賀県鳥栖市）において松本早生富有の接ぎ木苗から発生した芽条変異樹であり，果重が300g程度，形がやや扁円の，育成地において11月上旬に成熟する完全甘柿である。 樹勢は開張，発育枝の長さは長，節間長は中，枝梢の太さは太，色は赤褐である。葉身の形はやや長楕円，葉身上部の形は中，基部の形はやや鈍，横断面の形は内巻中，着生角度は横向，葉の大きさは中，葉柄の長さ及び太さは中である。果実の形はやや扁円，縦断面の形は扁円，果頂部の形は平，果頂部の微突は無，果実横断面の形はやや長円，果実の斜線溝は不明瞭で短，側溝は無，蒂部の皺は僅か，果皮の亀甲紋は不明瞭，果粉の多少は多，蒂窪平面の形は正円形，側面の形は凹Ｕ，果梗の長さは中，太さは太，果心の形は長三角，果実の大きさはかなり大，果皮の色は橙紅，光沢は良，果実の座の有無は無，条紋の発生程度は無，蒂の全形は基太肩平幅広，長短は幅広，大きさは中，先端の形は太尖，果実に対する姿勢は平行である。果肉の色は橙，褐斑の大きさは小，密度はやや粗，分布は果肉全体，肉質（果肉の粗密）はやや密，甘味は中，渋みは無，子室数は 8，種子数は5～6，種子の形は短三角，長短はやや短，厚さは中，珠芽の長さはやや長，種子の色はやや茶，大きさは大である。発芽期及び雌花の開花期は晩，隔年結果性は小，成熟期はやや晩で育成地において11月上旬，花性は雌花のみ，甘渋性は完全甘，果頂裂果性は無，蒂隙性は少である。 「富有」と比較して，果実の大きさが大きいこと，種子の厚さが薄いこと等で，「松本早生富有」と比較して，節間長が長いこと，果実の大きさが大きいこと，種子の厚さが薄いこと等で，「上西早生」と比較して，成熟期が遅いこと等で，「すなみ」と比較して，種子の形が短三角であること，種子の大きさが小さいこと等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は，昭和55年に購入した松本早生富有の接ぎ木苗（台木不明）を翌年育成者のほ場に栽植した際接ぎ木部あたりで折損し，その折損部から発生した枝の果実が松本早生富有と異なることを59年に発見したものであり，60年に高接ぎを行って特性の調査・確認を行い，平成５年に育成を完了したものである。 　なお，出願時の名称は「甘柿いたる」であった。

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基肄城

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基肄城（きいじょう / きいのき、椽城）は、福岡県筑紫野市と佐賀県三養基郡基山町にまたがる基山（きざん）に築かれた、日本の古代山城。城跡は、1954年（昭和29年）3月20日、国の特別史跡「基肄（椽）城跡」に指定されている。