吸電怪獣 ギアクーダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:55 UTC 版)
「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事における「吸電怪獣 ギアクーダ」の解説
第9話「二千匹の襲撃」に登場。 落雷とともに太陽光発電基地付近の遺跡の地下の溢れ出た光の中から現れた怪獣。破片にされても死なずにその一つ一つが分身体の人間大の小型怪獣に成長して再生し、再び活動することができる。ただし焼かれた場合は例外ということをゴンドウ参謀に見抜かれる。好物の電気を求めて太陽発電基地を襲撃し、ダイナ・ストロングタイプに放り投げられたところにトルネードサンダーの直撃を受けて爆散するが、その破片が二千匹の人間大の分身体となって再生し、電気を求めて東京中の発電所をさまよう。この分身体はガッツブラスター・ノーマルモードで倒せるほど弱いが、その破片からも再生し、TPCを大いに苦しめる。武器は赤い斑点部から発射する赤い電撃光線。当初TPCは、すべての分身体を集め、元の巨大な姿に戻してから陸戦部隊のナパーム砲で焼き払う作戦を実行。電力を集めてトラップフィールドと呼ばれる装置に分身体を集めるが、落雷によってトラップフィールドが故障。やむを得ず分身体に陸戦部隊が攻撃を開始するも、的が小さいため数体しか倒すことができない。その後落雷からヒントを得たアスカ(=ダイナ)のネイチャーコントロールによる協力でトラップフィールドが復旧。ついにそれごと元の1体の怪獣に戻る。その後ダイナ・ミラクルタイプと戦闘になるが、最期はダイナに何かを頼むような素振りを見せて宇宙へ運ばれ、レボリウムウェーブ アタックバージョン(タイプII)を受けて粉々にされ、ミニブラックホールに吸いこまれる。 戦いのあとアスカは「あの怪獣は人工的な光に頼りすぎた地球からの警告」と推論している。さらにアスカは戦いの影響で一時的に電気人間になり頭に電球をつけると点灯したり、触れたヒビキ隊長を感電させてしまうところでストーリーは終わる。 スーツアクター:三宅敏夫 脚本を担当した長谷川圭一は、映画『ガメラ2 レギオン襲来』に登場する怪獣レギオンをイメージソースに挙げている。 デザインは丸山浩による。怪獣の姿は等身大同様、目を共通項として持たせている。 分身体のスーツは3体用意された。監督の石井てるよしは無限に増殖して迫る恐怖を描こうとし、影だけが浮かぶなどの工夫を凝らしたが、出来について不満を述べている。 『ウルトラマンフェスティバル'98』ライブステージ第2部に登場。グランスフィアの配下。
※この「吸電怪獣 ギアクーダ」の解説は、「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の解説の一部です。
「吸電怪獣 ギアクーダ」を含む「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事については、「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の概要を参照ください。
- 吸電怪獣 ギアクーダのページへのリンク