吸音
多孔質材などの小さい隙間における粘性で、音のエネルギー(媒質の振動エネルギー)を熱エネルギーに変換し吸収することである。吸音材料としては、連孔発泡樹脂、フェルト、グラスウールなどがあり、ルーフ、フロア、トリム類などに使用されている。シートや人体にも吸音効果がある。発泡樹脂の表面に鉛玉を多数貼り付け、鉛玉を質量、発泡樹脂をばねとするダイナミックダンパーとして音を吸収するものや、壁材の表面に小さい孔を多数設け、孔の後ろの空間とあわせてへルムホルツ共鳴器とし、音を吸収するものなどがある。吸音性能は、吸音率(1-音波の反射エネルギー/音波の入射エネルギー)で表される。
参照 ダイナミックダンパー、ヘルムホルツの共鳴器吸音
吸音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 04:50 UTC 版)
吸音とは、音を反射しないようにする技術である。必ずしも、吸音する材料で音を外部に通さなくするものではない。むしろ、穴の開いた素材が用いられることもあるため、外部に音を通してしまうことも多い。
※この「吸音」の解説は、「建築音響工学」の解説の一部です。
「吸音」を含む「建築音響工学」の記事については、「建築音響工学」の概要を参照ください。
「吸音」の例文・使い方・用例・文例
吸音と同じ種類の言葉
品詞の分類
- >> 「吸音」を含む用語の索引
- 吸音のページへのリンク