古代ギリシアの楽器とは? わかりやすく解説

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古代ギリシアの楽器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 21:05 UTC 版)

古代ギリシアの音楽」の記事における「古代ギリシアの楽器」の解説

今日楽器は音を生み出す方法によって大きく3つ弦楽器吹奏楽器打楽器分けることができる。(ここでは簡単のため電子楽器除外する詳細楽器参照)。上の分類踏まえ古代ギリシア使われ楽器を以下に挙げるリラ (楽器)リュラ): 弦をつまびいたり、弾いたりして演奏した亀の甲羅のフレーム作られツィターのように手で持って弾いた一般的に7本かそれ以上の弦を張り、他の楽器奏者朗唱合わせて弾いたキタラ:これも弦をつまびいて音を出す。リラよりは複雑なつくりである。箱状の胴体上部付いている横棒との間に弦が張られている。縦にして、ピックでもって弾いた横棒についたV字型の木のつまみを調整することで音を変えることができた。 アウロスアウロスダブル・リードでありオーボエ似た音を出していたと考えられる。しばしば壺などに2本をひとりの人物演奏している描写残っているが、1本でも用いられた。 パンパイプ:指で押さえて吹く笛である。段階的に長さ異な複数の笛から成り、切ることで音を調節した。音を出すときは笛の上から息を吹きつけた。 ヒュドラウリス(Hydraulis):鍵盤楽器であり、パイプオルガン先駆けともみなせる。名前が示すように、一定の気圧を保つために使用される英語ではwater organ呼ばれている。ウィトルウィウスアレクサンドリアのヘロンがこの楽器について書いている。1885年カルタゴ遺跡から保存状態のいい陶器製の模型発見された。まず圧縮するために空気送り込まれる筐体の中で水位上がり内部空気圧搾することで安定した空気上部パイプ供給することができた。また、ハンガリーブダペスト近郊ローマ遺跡アクインクムからは実物出土している(3世紀のものと推定)。これは明らかにパイプオルガン原型だが、送風機構は出土していないので、厳密にはヒュドラウリスとはいえない。ただし、出土した銘板にはHYDRAMの語が記されている)。 以上の楽器すべてが古代ローマ伝わっている。

※この「古代ギリシアの楽器」の解説は、「古代ギリシアの音楽」の解説の一部です。
「古代ギリシアの楽器」を含む「古代ギリシアの音楽」の記事については、「古代ギリシアの音楽」の概要を参照ください。

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