南北の軍事バランスとは? わかりやすく解説

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南北の軍事バランス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 03:39 UTC 版)

朝鮮戦争」の記事における「南北の軍事バランス」の解説

詳細は「国境会戦 (朝鮮戦争)#作戦計画および戦力配置概要」を参照 開戦直前の南北の軍事バランスは、北が有利であった韓国軍歩兵師団8個を基幹として総兵力10万6000有していたが、部内多数潜入していたスパイ粛清、また独立以来頻発していた北朝鮮によるゲリラ攻撃討伐労力割かれ訓練は不足気味であったまた、米韓軍事協定によって重装備が全くなく、戦車なし、砲91門、迫撃砲960門、航空機22機(それも練習機)のみであった。 これに対して朝鮮人民軍は完全編成の歩兵師団8個、未充足歩兵師団2個、戦車旅団1個および独立戦車連隊1個の正規部隊警備旅団5個を含み兵力198000、さらにT-34/85戦車240輌、砲552門、迫撃砲1728門、イリューシンIl-10アントノフAn-2など航空機211機を有していた。また、上のソ連中国との協定に基づき1949年夏より独ソ戦スターリングラードの戦いなどに参加した高麗人ソ連軍兵士五千名が帰国、また中国からは、朝鮮族構成され国共内戦経験を持つ東北人民解放軍の3個師団と2個連隊朝鮮人民軍部隊ごと移籍され、3超える実戦経験した兵士増強された。 また、戦闘単位当たりの火力にも差があった。韓国軍師団北朝鮮軍師団が1分間投射できる弾量比については、1:10北朝鮮軍師団圧倒的優位であった上に、双方主力砲の射程に関しても、北朝鮮砲兵11,710メートルソ連製122mm榴弾砲M1938に対して韓国軍砲兵は6,525メートルアメリカ製105mm榴弾砲M3)と劣っていた。

※この「南北の軍事バランス」の解説は、「朝鮮戦争」の解説の一部です。
「南北の軍事バランス」を含む「朝鮮戦争」の記事については、「朝鮮戦争」の概要を参照ください。

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