個人向けカード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 21:53 UTC 版)
「アメリカン・エキスプレス」の記事における「個人向けカード」の解説
アメリカン・エキスプレス・カード 最も基本的なグレード。アメックスが、1958年に初めてアメリカとカナダでクレジットカードを発行したカードである。券面の色から「グリーンカード(グリーン)」とも呼ばれる。日本での年会費は12,000円+消費税。一般カードではあるが、他社ゴールドカード並みのサービスを提供している。古代ローマの「百人隊長」の特徴的な緑色とデザインにより、『アメックスといえばグリーンカード』というイメージが広く持たれているため、会員の中には、グリーンカードを長年愛用している者も多い。 なお、この緑は米ドル紙幣をイメージした色と言われている。取得時の限度は、年収の5%を基準としており、カード利用状況により順次与信額が増枠される。 アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード 日本において1980年に発行された最初のゴールドカード。日本での年会費は29,000円+消費税。他社プラチナカード並みのサービスを提供している。また日本において、最初に発行されたアメリカン・エキスプレスのクレジットカードである。 アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード 日本において1993年に発行された最初のプラチナカード。この「プラチナ・カード」は、アメリカン・エキスプレスによる登録商標である。日本での年会費は、日本発行130,000円+消費税。長らく招待制を取っていたが、2019年より申し込み制に変更となった。また、2018年からはカード材質がプラスチックではなく、メタル製のカードとなっている。 アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード 招待状が送られたカードメンバーのみ入会可能。日本においては、その存在についてアメリカン・エキスプレス日本支社は、公式には認めていない。 しかし、公式ウェブサイト上の「加盟店のお客さま」の「お取り扱いいただけるカードの種類」には、アメリカン・エキスプレス・カードの一つとして紹介されているが「個人のお客さま」のカード・ラインナップには、やはり登場しない。 アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード 特定の航空会社や航空連合に限定されず、複数の航空会社を利用する旅行者に向けて発行されたクレジットカードである。年会費は10,000円+消費税で、アメリカン・エキスプレス・カードより下位のカードであり、アメックスの特徴である「百人隊長」のカードフェイスでない。 通常のショッピングでは、100円=1ポイント相当のところ、対象航空会社20社・旅行代理店での購入ではボーナスポイントとして3倍のポイントが付くほか、入会後1年以内に、対象航空会社の航空券・対象旅行代理店の指定旅行商品を購入した場合、初回に限りボーナスポイントが付与される等のサービスがある。貯めたポイントは、対象航空会社である14社のマイレージサービスに交換可能である。 なお、スカイ・トラベラー・カード(下記のプレミア・カードも含む)は、下記の提携カードとは異なり、あくまでもプロパーカードとして扱われるため、原則として、上記のグリーンカード、ゴールドカード等との2枚持ちはできない。 アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード スカイ・トラベラー・カードの上位カードで、年会費は35,000円+消費税。アメックスの特徴である「百人隊長」のデザインではない。ボーナスポイントとして、対象航空会社・旅行代理店での購入では、5倍のポイントが付く。 コンパニオン・カード(サービス終了) 通常のカードに追加して発行するキャッシング用リボルビング払い専用カードで、単独の発行はできない。 利用限度額は通常のカードとは別枠になっている。登場時はオプティマ・カードという名称で、年会費は3,000円(税抜、以下同じ)だった。ショッピングとキャッシング両方に使えるリボ払い専用カードだったが、後に年会費無料のコンパニオン・カードという名称に変わり、更にその後ショッピング機能が除かれ現在の形となった。 2012年6月末で、キャッシングサービスが廃止され「コンパニオン・カード」のサービス終了。
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