三河国とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 三河国の意味・解説 

みかわ‐の‐くに〔みかは‐〕【三河国】

読み方:みかわのくに

三河


三河国

読み方:ミカワノクニ(mikawanokuni)

旧国名現在の愛知県東部


三河国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 00:14 UTC 版)

三河国(みかわのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。東海道に属する。三の大字を用いて参河国(參河國)とも表記する。現在の愛知県東半部[1]


注釈

  1. ^ 他の史料で、東三河を穂国(穂の国)と呼称している事実はない。ただし『古事記』に「穂之別の祖・朝廷別王(みかどわけのみこ)」の記載があり、旧事本紀に登場する穂国造の美己止直(みことのあたい)に通じる。
  2. ^ 東三河=穂国造という概念は、江戸時代末期に『先代旧事本紀』「国造本紀」が一般に知られるまでは、東三河は穂国で、西三河とは別国也という主張は一切見られない。そのため、江戸中期の三河国二葉松の著者は、三河国=三大河説を唱えた。
  3. ^ 大島兵庫頭・左衛門佐入道を称した[14]

出典

  1. ^ 三河国百科事典マイペディア
  2. ^ 舘野和己「『古事記』と木簡に見える国名表記の対比」、『古代学』4号、2012年、17頁・19頁。
  3. ^ 平凡社マイペディア、愛知県埋蔵文化財センター、安城市埋蔵文化財センター
  4. ^ 石神遺跡木簡に記載あり
  5. ^ 令和6年2月21日文部科学省告示第12号
  6. ^ 『中世諸国一宮制の基礎的研究』 中世諸国一宮制研究会編、岩田書院、2000年、pp. 124-131。
  7. ^ 1264年の史料に「一宮領内麻宇田村」、『三河物語』に「一ノ宮、市之宮」、元禄14年の三河国絵図に「一之宮村」、江戸後期の三河国図に「一之宮」、天保8年の三河国全図に「一宮」等の記載がある。
  8. ^ 新編岡崎市史編集委員会 1993, pp. 399–400.
  9. ^ 新編岡崎市史編集委員会 1993, p. 13.
  10. ^ 新編岡崎市史編集委員会 1993, p. 288.
  11. ^ a b 【三河の語源】『愛知県の地名』(日本歴史地名大系23 東京:平凡社, 1981)568頁にある村瀬正章、歌川学の説による。レオン・パジェス(1814-1886)の『日本切支丹宗門史』下巻(岩波文庫 東京:岩波書店, 1940)の1631年の項、註4でも「三河、「御油吉田」と列挙しているのを見ると、矢作川周辺を「三河」と言っていたと考えられる(以上、南山大学図書館カトリック文庫通信より)。
  12. ^ 三河国を東西に分割して、西三河、東三河と呼称したことがわかる確実な史料は、徳川実紀;嘉永2年(1849年)である。「是より先三河國帰順の後は本國の國士を二隊に分。酒井忠次。石川家成二人を左右の旗頭として是に属せしめられしが。家成今度懸川を留守するにおよび。旗頭の任は甥の数正にゆずり。」
  13. ^ 参考文献の2、1178-1179頁・「近世大名配置表」による。
  14. ^ a b 新編岡崎市史編集委員会 1993, p. 570.
  15. ^ 新編岡崎市史編集委員会 1993, p. 16.



三河国(現:愛知県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 02:44 UTC 版)

初夜権」の記事における「三河国(現:愛知県)」の解説

初夜は「おえびす様にあげる」と称して新夫婦が合衾ごうきん)せぬ」風習があった。中山は「蛭子神(ひるこ)の名に隠れて古代神官が、初夜権行使した名残りではないか述べている(中山)(折口)。

※この「三河国(現:愛知県)」の解説は、「初夜権」の解説の一部です。
「三河国(現:愛知県)」を含む「初夜権」の記事については、「初夜権」の概要を参照ください。


三河国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 09:28 UTC 版)

旗本札」の記事における「三河国」の解説

三河国では、交代寄合御礼衆の設楽郡新城(現・愛知県新城市新城)の菅沼氏及び交代寄合衆の四衆準ずる家である宝飯郡長澤(現・愛知県豊川市長沢町)の長澤松平氏紙幣発行した新城菅沼氏紙幣は、その発行地が東海道信濃国を結ぶ信州街道物流拠点であったこともあり、東海道宿駅発行されいわゆる宿駅似た様式である。長澤松平氏紙幣は、上述のように諸国独自に発行されたため、いずれも発行地の様式影響強く受けている。いずれも札遣いの盛んな土地であり、大和国河内国和泉国備中国紙幣では地域特性もあって引請人多種多様である。

※この「三河国」の解説は、「旗本札」の解説の一部です。
「三河国」を含む「旗本札」の記事については、「旗本札」の概要を参照ください。


三河国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 14:05 UTC 版)

日本の荘園の一覧」の記事における「三河国」の解説

碧海郡碧海荘 - 王家領荘園 青野荘 - 摂関家領。鎌倉時代には碧海荘一部上野荘 - 王家領荘園 志貴荘 - 摂関家近衛家)領。上条下条分かれる 重原平田荘 幡豆郡釜谷吉良荘 - 摂関家九条家)領。西条東条分かれる 賀茂郡設楽郡足助賀茂郡高橋荘・高橋新荘 - 王家領荘園 設楽郡設楽宝飯郡形荘 - 熊野社領。平家没官領 竹谷荘 - 熊野社領、平家没官領 八名郡宇利荘・宇利新荘 小野田荘 - 賀茂別雷社領 渥美郡和地荘 - 王家領荘園近衛天皇御願延勝寺領 以下、御厨御園などいずれも伊勢神宮碧海郡河内御園御園 幡豆郡饗庭御厨 御厨 御園 角平御厨 宝飯郡赤坂御厨 大墓御園 八名郡神谷御厨 渥美郡吉田御園 御厨 御園 伊良御厨 吉胡御厨御園 院内御園 野依御厨 岩前御園 上谷御厨 加治御園 浜田御園 大草御園 杉山御園 根田 田原 新家 本神新神戸封戸 勢谷御厨 弥熊御厨 高足御厨 大津神戸 所在未詳生栗御園 保由御園 富津御園 香淵御園 富永御園

※この「三河国」の解説は、「日本の荘園の一覧」の解説の一部です。
「三河国」を含む「日本の荘園の一覧」の記事については、「日本の荘園の一覧」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「三河国」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

三河国

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 08:55 UTC 版)

固有名詞

みかわのくに

  1. 日本旧国令制国)のひとつ。現在愛知県東部にあたる。

異表記・別形

関連語


「三河国」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「三河国」の関連用語

三河国のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



三河国のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの三河国 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの初夜権 (改訂履歴)、旗本札 (改訂履歴)、日本の荘園の一覧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの三河国 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS